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ロバート・プラントが、ニュー・アルバム『セイヴィング・グレイス』を2025年9月26日にリリースする。
今作は、彼が優れたミュージシャンたちを擁した新たなバンドを従えて発表する1枚目の作品で、プラントは本作を「失ったものを再び手にしたようなソングブック」だと呼んでいる。
今作の創生となったのは、プラントが慣例的に行っている放浪の旅がほとんど禁じられ、ホビットの里で過ごすかのような、ロックダウンの最中に始まった。プラントの最近の放浪の旅は、米ナッシュビルを中心に行われていた。アリソン・クラウスと再びタッグを組んだ『レイズ・ザ・ルーフ』が2021年にインディーズ・アルバム・チャートで首位に輝き、【グラミー賞】の複数部門にもノミネートされ、主な活動の場はアメリカとなっていたのだ。
しかしその中で彼はイギリスの田舎で多様なミュージシャンたちから成るこのグループと密接な関係を築いて行った。彼らはプラントが愛する感情を揺さぶるような楽曲への傾倒をそれぞれの経験を通して示し、プラントと共通するものを持っていた。そして彼とセイヴィング・グレイスの面々、ボーカリストのスージー・ディアン、ドラマーのオリ・ジェファーソン、ギタリストのトニー・ケルシー、バンジョーと弦楽器奏者のマット・ウォーリー、チェリストのバーニー・モース・ブラウンとともに、6年を過ごし、歓喜と自由奔放さをもって時間と空間を紡ぎながら、幅広いスタイルと個性的な制作活動の場へと成長していった。
ロバート・プラントは、「俺たちは本当によく笑うんだ。自分にはそれがしっくり来ていると思ってる。何かに深刻になり過ぎる理由もなければ、うんざりすることもない。全てを包み込む優しさ……それはこの愛情に溢れるメンバー全員が発しているものだ。彼らは、それまで決して表現したことがないようなものでも全てやり遂げてくれる。そうやって彼らは唯一無二のスタイルを確立して、そして共に、今までの中で最も興味深い地点に辿りついた」と語っている。
プラントとセイヴィング・グレイスが共同でアルバムのプロデュースを手掛け、コッツウォルズとウェールズとの国境近い場所で、2019年4月から2025年1年にかけて録音された。メンフィス・ミニーに遡り、ボブ・モズレー(モビー・グレープ)、ブラインド・ウィリー・ジョンソン、ザ・ロー・アンセム、マーサ・スキャンラン、サラ・シスキンド、ミミ・パーカーとアラン・スパーホークのロウによる楽曲など、名曲の宝庫ともいうべき楽曲が今作に収録されている。
ロバート・プラントとセイヴィング・グレイスは、ここ数か月、数年にわたって英国とヨーロッパ全域でツアーを行ってきたが、今秋、初のアメリカ公演を行う。初回の12公演の日程が発表され、米ニューヨークのブルックリン・パラマウント、ポート・チェスターのキャピトル・シアター、シカゴのザ・ヴィック、ロサンゼルスのユナイテッド・シアターなどでの公演が含まれる。
◎リリース情報
アルバム『セイヴィング・グレイス』
2025/9/26 RELEASE
WPCR-18761 2,970円(tax incl.)
https://wmj.lnk.to/rp_savinggracePU
Photo: Tom Oldham
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