5回目を迎えた【Music Ally Japan グローバル・デジタルサミット 2025】が開催

2025年7月4日 / 08:00

 音楽ビジネス専門のカンファレンス【Music Ally Japan グローバル・デジタルサミット 2025】が、6月27日に東京・WITH HARAJUKU HALLで開催された。

 本カンファレンスは、今年で5回目を迎える。2015年にAWAやLINE MUSIC、Apple Musicなど定額制ストリーミングサービスがローンチされて、今年で10年目を迎えることから、テーマは『音楽ストリーミング上陸10年 - 新世代の成長戦略に必要な『創造的破壊』』とし、国内外からゲストを迎え10のセッションが繰り広げられた。

 世界の音楽市場において急速にデジタルビジネスが成長する中、日本はフィジカルが安定して売れ続けているという状況もあり、まだデジタルシフトしていない企業も存在するというのが実情だ。一方、世界のストリーミング市場は成長しているものの、伸び幅は鈍化しており次のフェーズへ移行している企業も現れている。

 当日は、ディストリビューションの役割や、メタデータの整備、データ分析、デジタルプロモーションといったあらゆる側面から、日本の音楽業界が学ぶべき話題が取り上げられた。

◎イベント概要
【Music Ally Japan グローバル・デジタルサミット 2025】
2025年6月27日(金)
東京・WITH HARAJUKU HALL

セッション1.「転換期のストリーミングエコノミー・音楽の価格を上げていくためにできることは何か」(パネルディスカッション)
・アンドリュー・ベイティ(Beatdapp / 創業者 兼 共同最高経営責任者)
・ヒル 薫子(Merlin Japan株式会社 / アジア太平洋地域 ゼネラルマネージャー)
・竹中 直純(オトトイ株式会社代表取締役 / ソフトウェアエンジニア / デジタルハリウッド大学大学院デジタルコンテンツ研究科教授)
モデレーター:山崎 卓也(Music Ally Japan)

セッション2.「日本のライツホルダーに寄り添った配信オペレーションとディストリビューションとは」(パネルディスカッション)
・相田 一成(株式会社レコチョク ソリューション事業部 / 統括部長)
・川崎 義博(株式会社ポニーキャニオン / クリエイティブ進行部 部長)
モデレーター:田巻 郁(Music Ally Japan)

セッション3.「あらゆる音楽ビジネスにメタデータが重要な理由~コモンメタからタギングまで~」(パネルディスカッション)
・福山 泰史(Music Story / Business Development Japan)
・小島 京古(公益社団法人日本芸能実演家団体協議会・実演家著作隣接権センター(芸団協CPRA)/ 海外業務部長)
・田邉 光紀(エイベックス・ミュージック・クリエイティヴ株式会社 / デジタルソリューショングループ ゼネラルプロデューサー)
モデレーター:河村 剛志(Music Ally Japan)

セッション4.「インバウンドの洞察をアウトバウンドの飛躍に~欧米アーティストの日本での成功に学ぶ、日本人アーティストのグローバル戦略」(対談)
・チャズ・ジェンキンス(Chartmetric / チーフコマーシャルオフィサー)
・ルピンダー・シンガ(ワーナーミュージック・ジャパン / Strategy & Insights ディレクター)
インタビュアー:鈴木 央透(Music Ally Japan)

セッション5.「アーティストプロモーション強化術:“ただの運用”で終わらせない、効果を最大化するチーム体制」(パネルディスカッション)
・金野 和磨(Gerbera Music Agency株式会社 / 代表取締役)
・喜山 奏(SPACE SHOWER FUGA / マーケティング担当)
モデレーター:ジェイ・コウガミ(Music Ally Japan)

セッション6.「ライブ事業とストリーミング配信の戦略的融合 – 双方を成長させるファンセントリックなビジネスモデル」(パネルディスカッション)
・ジェイミー・ニーリー(Breakaway Projects / 社長)
・ロブ・シーリー(Openstage / 共同創業者)
・チアゴ・マチャド(Ranked Music / 創業者 兼 最高経営責任者)
モデレーター:パトリック・ロス(Music Ally)

セッション7.「海外から音楽出版権収入を最大化させる戦略とマインドセット」(パネルディスカッション)
・ポール・ゴールドマン(Muserk / 創業者 兼 最高経営責任者)
・関 美奈子(作編曲家)
・齋藤妙子(EMPIRE / アジア太平洋地域ビジネス・アフェアーズ担当 シニア・バイス・プレジデント)
モデレーター:山崎 卓也(Music Ally Japan)

セッション8.「AI時代における音楽アセットの大規模活用:収益戦略と業務連携の最適化」(プレゼンテーション)
・エドワード・ジニス(OpenPlay / 共同創設者 兼 チーフ・クライアント・オフィサー)

セッション9.「アーティストの”強み”で切り拓く新興市場でのインパクト創出とファン育成戦略」(対談)
・嘉藤 富至(Daflow.ai / Exceutive Director)
・葵ローズ(アーティスト)
インタビュアー:ブレンダン・ガッフニー(Music Ally Japan)

セッション10.「アーティストに最大の利益をもたらす契約相手と活動展開の手法」(パネルディスカッション)
・グジ・ロレンザナ(Symphonic Distribution / A&R事業開発部門 アジア地域マネージャー)
・スティーブン・ドウラー(Clout Kitchen / 事業開発ディレクター)
モデレーター:ジェイ・コウガミ(Music Ally Japan)


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