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2025年4月9日公開のBillboard Japan週間シングル・セールス・チャート“Top Singles Sales”(集計期間:2025年4月14日~4月20日)で234,404枚を売り上げて通算2作目となる首位を獲得したME:Iの『MUSE』。
4月16日に発売された本作はME:Iの3rdシングルで、“永遠なる私のMUSE”がキャッチコピー。本作には、誰かに憧れて夢を叶えたME:Iが、新たに誰かの夢となり憧れとなる姿を描いた「MUSE」と、レトロポップなサウンドが印象的な「Ready Go」を含む全4曲が収録されている。
ここでは、SoundScanJapanの販売データを使用し『MUSE』の販売動向を調査する。図1(https://www.billboard-japan.com/d_news/image/149000/2)は『MUSE』と2024年8月リリースの2ndシングル『Hi-Five』、そして2024年4月リリースの1stシングル『MIRAI』の実店舗での発売初週の地域別販売比率のグラフとなる。また、一般的なシングルの販売比率とも比較するため、2025年に発売された全てのシングルの販売比率も全シングルとしてグラフに追加している。
グラフを見てみると、『MUSE』の販売比率は過去2作と比べて、関東の数値が増加していることがまず目に入る。『Hi-Five』『MIRAI』ではそれぞれ56%→62%を記録していた関東が、『MUSE』ではさらに68.9%へと増加しており、全体平均を10%以上上回る形にその反面、前作と比較すると中部は8.3%→6.1%、近畿は11.7%→10.2%に減少している。また、北海道、東北、甲信越、北陸、中国、四国、九州は過去作と比較的近い比率で安定している。
図2(https://www.billboard-japan.com/d_news/image/149000/3)では上記3作の初週と累計販売枚数を比較している。過去2作と比較すると『MUSE』は初動枚数の減少が見られるが、どの作品も共通して20万枚超の初動売上枚数を記録している。過去2作は共に現時点で30万枚以上を累計で売上ており、『MUSE』が今後どのように累計枚数を伸ばしていくか注視したい。
前々作『MIRAI』はリリースから通算31週、前作『Hi-Five』は通算25週に渡って当チャートにチャートインしている。7月には初のアリーナツアーの開催も決定している中で、『MUSE』も2週目以降に過去作のようなチャートアクションを見せていくのか、注目していきたい。
(C)LAPONE GIRLS
※記事初出時、原稿内に誤りがございました。訂正してお詫びいたします。
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