ブルース・スプリングスティーン、『トラックスII:ザ・ロスト・アルバムズ』より完全未発表曲「ブラインド・スポット」リリック・ビデオ公開

2025年4月22日 / 10:00

 ブルース・スプリングスティーンの完全未発表フル・アルバム7作をフィーチャーしたボックス・セット『トラックスII:ザ・ロスト・アルバムズ』より「ブラインド・スポット」のリリック・ビデオと日本語対訳が公開された。

 「ブラインド・スポット」はボックスからの第二弾シングルで、7枚の未発表フル・アルバムの中の1枚『ストリーツ・オブ・フィラデルフィア・セッションズ』の1曲目に収録されている。

  『ストリーツ・オブ・フィラデルフィア・セッションズ』は、【グラミー賞】と【アカデミー賞】受賞曲「ストリーツ・オブ・フィラデルフィア」で成し遂げたことをアルバム全編に拡張しようとした作品で、スプリングスティーンは1990年代半ばの同時代の曲、とりわけウエストコーストのヒップホップで耳にするリズム・パートに興味を持つようになっていた。

 当初は、米ロサンゼルスの自宅でドラム・ループのサンプルCDを聴きながら、エンジニアのトビー・スコットとともにキーボードとシンセサイザーを使って独自のループを作り始め、そこからアルバムへと発展していった。『ストリーツ・オブ・フィラデルフィア・セッションズ』のレコーディングの大半はスプリングスティーン自らが演奏。1992年から1993年にかけてのツアー・バンドや、パティ・スキャファ、スージー・タイレル、リサ・ローウェルらも参加している。

 今作のテーマの中心にあるのが、人間関係における疑念と裏切りを探求する「ブラインド・スポット」という曲だった。

 スプリングスティーンは、「それが狙いを定めたテーマだった。理由はよくわからない。パティと僕はカリフォルニアで素晴らしい時間を過ごしていた。でも、気に入った1曲に狙いを定めてしまうと、その筋道を辿ってしまうことがあるんだ。“ブラインド・スポット”があったから、レコードの残りもずっとその筋道を追いかけたんだ」と説明している。

 アルバムは完全に完成し、最終ミックスもされ、1995年春にリリースされる予定だったが、スプリングスティーンがEストリート・バンドと7年ぶりに再結成することを決めたため、最終的にお蔵入りとなった。

 「そろそろバンドで何かやるか、ファンにバンドや僕のキャリアのその部分を思い出してもらう時期かもしれないと言ったんだ。それでそっちに進んだ。でも“ストリーツ・オブ・フィラデルフィア・セッションズ”はずっと気に入っていて、ブロードウェイ・ショーの上演期間中に(単独リリースとして)出そうと思ったこともあったんだけどね……いつもしまっておくんだ。でも捨てたりはしないんだよ」と彼は語っている。

◎「ブラインド・スポット」対訳(対訳:三浦久)

俺たちは互いの中に棲んでた
ある種の病気のように
俺は空を飛んでると思ってたが
実は膝をついて這ってたんだ

誰にもどうにもならない盲点がある
誰にも乗り越えられない盲点がある

俺たちは血を混ぜ合わせた
泥まみれの岸辺で
俺は探していた失なわれた自分自身の一部を
切に祈った、おまえが戻ってくれるように

誰にもどうにもならない盲点がある
誰にも乗り越えられない盲点があるがある

夢を見た俺の愛が失われてしまった夢を
以後。一か八か生きてきた
俺は渡った橋はすべて燃やし背水の陣で生きてきた
でも結局最後はおまえの家の前に立っていた

誰にもどうにもならない盲点がある
誰にも乗り越えられない盲点がある

◎リリース情報
『トラックスII:ザ・ロスト・アルバムズ』
2025/6/27 RELEASE
<完全生産限定盤(2000セット限定)> 
輸入盤国内仕様(詳細な日本版ブックレット付) 
SICP-31767~73 35,750円(tax incl.)
https://brucespringsteen.lnk.to/TheLostAlbumsPR


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