ブライアン・イーノ、ビーティー・ウルフとのコラボALより2曲公開

2025年4月11日 / 14:30

 ブライアン・イーノとコンセプチュアル・アーティストのビーティー・ウルフによる新たなコラボレーション・アルバム『Luminal』と『Lateral』が、2025年6月6日にリリースされることが決定した。

 先行シングルとして、『Luminal』から「Suddenly」、『Lateral』から「Big Empty Country (Edit)」がそれぞれ配信スタートしている。

 『Luminal』は“ドリーム・ミュージック”、『Lateral』は“スペース・ミュージック”というコンセプトだ。このコラボレーションからこのような音楽が生まれるとは本人たちも含め、誰も予想だにしていなかった。

 イーノとウルフの出会いは2022年の【サウス・バイ・サウスウエスト】(SXSW)にさかのぼる。二人は【SXSW】にて『アートと気候(Art and Climate)』と題して特別講演を行い、この公演は【SXSW】の25年間の歴史の中でベスト・トークの一つに選ばれた。その後、二人はそれぞれ英ロンドンの別々のギャラリーでビジュアル・アートやコンセプチュアル・アートの作品を展示していたときに再会し、音楽的なコラボレーションが生まれた。

 イーノとウルフは、2024年まで散発的にレコーディングされたこのプロジェクトでのコラボレーションを振り返って、次のように語っている。

「音楽は感情を喚起するものです。その感情の中には、馴染みのあるものもあれば、そうでないもの、あるいは複数の異なる感情が複雑に混ざり合ったものもあります。他の言語や文化には、そのような感情を表す美しい言葉がたくさんあります。そう、英語にはない言葉です。感情に名前をつけることで、私たちはその感情をより感じやすく、より具体的にすることができます。アートは、私たちがこれまで感じたことのないような感情や、あるいは感情の混ざり合いを引き起こすことができます。このように、アート作品は、ある種のフィーリングの「母」となり、そのフィーリングを見つけ、再体験するための場所になり得るのです。私たちが取り組んだ感情の中には、次のようなものがありました……。

Ailyak (ブルガリア語)……ゆっくりと、プロセスを楽しむこと
Commuovere (イタリア語)……感動すること
Dor (ルーマニア語)……あこがれ、帰属意識
Duende (スペイン語)……ゾクゾクすること
Fèath (ゲール語)……静寂、平和
Gezelligheid (オランダ語)……温かい親密さ
Ilinx(フランス語)……遊びによる不思議な興奮
Jijivisha (サンスクリット語)……人生を全うすること
Liget (フィリピン語)……燃えるようなエネルギー、生命の輝き
Merak (セルビア語)……宇宙と一体になること
Meraki (ギリシャ語)……何かに没頭すること
Mono no aware (日本語)……人生のはかなさに感謝すること
Onsra (ボロ語)……愛を失うことを予期すること
Pronoia(ギリシャ語)……パラノイアの反対の意
Sisu (フィンランド語)……決意、気概
Torschlusspanik (ドイツ語)……時間がなくなることへの恐怖
Ya’aburnee (アラビア語)……誰かがいない世界で生きたくないということ」

 また、イーノのジェネレイティブ映画『ENO』が日本国内でも上映されることが決定した。本作は観るたびに内容が変わる映画、二度とおなじ上映を体験することができない、ギャリー・ハストウィット監督によるドキュメンタリー映画となっている。上映館やスケジュール等の詳細は後日発表される。

◎リリース情報
アルバム『Luminal』
2025/6/6 RELEASE
https://BeatieWolfe-BrianEno.lnk.to/LUMINALPR

アルバム『Lateral』
2025/6/6 RELEASE
https://BrianEno-BeatieWolfe.lnk.to/LATERALPR

Photo: Cecily Eno


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