エンターテインメント・ウェブマガジン
タンジェリン・ドリームの最も成功し、高く評価されているアルバムの一つである『フェードラ』の限定版6枚組アニバーサリー・ボックス・エディションが2025年4月18日にリリースされる。
『フェードラ』50周年記念エディションは、6枚組の50周年記念ボックス・セットで、リマスターされたオリジナル・アルバム・ミックスに加え、レコーディング・セッション時のアウトテイクを収録した2枚のディスク、1974年6月に英ロンドンのヴィクトリア・パレス・シアターで行なわれたライブ(バンドのイギリスでの初ライブ)の完全収録音源、そしてスティーヴン・ウィルソンによる5.1サラウンド・サウンド・ミックスを収めたブルーレイ・ディスクが含まれている。また、タンジェリン・ドリームの専門家であるヴァウター・ベッセルズによる新たなエッセイを収録したイラスト付きのブックレットも同梱されている。
『フェードラ』は、1974年2月にヴァージン・レコードからリリースされ、発売後15週間に亘りUKチャートにランクインした。1973年11月にザ・マナー・スタジオで録音された本作は、バンドにとってヴァージンでの最初のアルバム。彼らが初めてシーケンサーを使用した作品でもあり、その後の音楽制作における重要な進化として、今日に至るまで電子音楽に多大な影響を与えている。また、タンジェリン・ドリームの創設メンバーであるエドガー・フローゼが考案した“Kosmische Musik(宇宙的音楽)”という概念にも深く関わっており、この言葉は“クラウトロック”という呼称が定着する以前から、一部のドイツ人アーティストによって好まれていた。
『フェードラ』におけるシンセサイザーとシーケンサーの革新的な使用は、それまでにない豊かで没入感のある音の世界を生み出した。発売当初、ラジオでのエアプレイはなかったものの、口コミやリスナー自身の発見によって成功を収め、電子音楽が芸術の一形態として成立することを示した。さらに、それが他のどの音楽ジャンルにも引けを取らない、あるいはそれ以上に複雑で洗練されたものであることを証明した。
◎リリース情報
アルバム『フェードラ』50周年記念エディション
2025/4/18 RELEASE
<5CD+ブルーレイ(音源のみ)>
UICY-80580 12,100円(tax incl.)
J-POP2025年12月22日
2025年10月25日、26日に大阪・泉大津フェニックスにて開催された、HEY-SMITH主催の音楽フェス【HAZIKETEMAZARE FESTIVAL 2025】のオンライン配信が決定した。 『HAZIKETEMAZARE FEST … 続きを読む
J-POP2025年12月22日
BLUE ENCOUNTが、“ボートレース2026”TVCMタイアップソングとして新曲「幻日」(読み:げんじつ)を書き下ろした。 「幻日」というタイトルは、太陽の光が薄い雲に反射して太陽の隣にもう一つの太陽のような光や形を作り出す現象の … 続きを読む
J-POP2025年12月22日
全国4都市で行われた【SEVENTEEN WORLD TOUR [NEW_] IN JAPAN】が、2025年12月20日、21日に福岡・みずほPayPayドーム福岡で幕を閉じた。本稿では12月12日の東京ドーム2日目の模様をお伝えする。 … 続きを読む
洋楽2025年12月22日
英7人組のボーイ・バンド“December 10”が誕生した。December 10は、12月10日にNetflixにて全世界一斉配信されたドキュメンタリー・シリーズ『サイモン・コーウェル: Who’s The Next?』において選ばれ … 続きを読む
J-POP2025年12月22日
ソロ・アーティストとしての活躍はもちろん、舞台やミュージカルなど表現の幅を広げ続ける堂珍嘉邦。2001年にCHEMISTRYとしてデビュー以来25周年を迎える。そんな2026年も、初となる東京公演を含めた恒例のビルボードライブツアーを開催 … 続きを読む