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現地時間12月20日、チャーリーXCXとポスト・マローンは、それぞれのアルバム『ブラット』と『F-1トリリオン』のアート・ディレクターとして2025年の【グラミー賞】に追加でノミネートされた。11月8日のノミネート発表時には、これらのアルバムが<最優秀レコーディング・パッケージ>部門に含まれていたが、アーティストたちはアート・ディレクターとしてクレジットされていなかった。クレジットが更新され再提出された結果、彼らもアート・ディレクターとしてノミネートされることになった。
これにより、チャーリーXCXとポスト・マローンのノミネート総数は7から8に増え、ノミネート数トップのビヨンセ(11)の次に多くなった。その次がビリー・アイリッシュとケンドリック・ラマーで、それぞれ7つのノミネートを獲得している。
これらの更新は、レコーディング・アカデミーが【グラミー賞】アップデート・センターで管理しているノミネート・リストの変更履歴に反映されている。ケイト・ブッシュもこの部門でアート・ディレクターとしてノミネートされているが、当初の発表時にリストに記載されていた。ブッシュは、1985年のアルバム『Hounds of Love』(邦題:愛のかたち)のリイシュー版『Hounds of Love: The Baskerville Edition』のアート・ディレクター2人のうちの1人としてノミネートされている。このアルバムには、2022年にリバイバル・ヒットとなった「神秘の丘/Running Up That Hill (A Deal With God)」が収録されている。
レコーディング・アーティストは、自身のアルバムのアート・ディレクションにおいてより大きな役割を担うようになってきている。【グラミー賞】の最初の32年間で、自身のアルバムのアート・ディレクターとして【グラミー賞】を受賞したアーティストは1人だけだった。1959年に開催された【第1回グラミー賞】授賞式で、故フランク・シナトラが『フランク・シナトラ・シングス・フォー・オンリー・ザ・ロンリー』の唯一のアート・ディレクターとして受賞した。
以下、過去34年間で、<最優秀レコーディング・パッケージ>部門でアート・ディレクター(または共同アート・ディレクター)として受賞したアーティストとなる。『デイズ・オブ・オープン・ハンド』(1991年)でスザンヌ・ヴェガ、『TURBULENT INDIGO』(1996年)でジョニ・ミッチェル、『ライド・ウィズ・ボブ』(2000年)でアスリープ・アット・ザ・ホイールのレイ・ベンソン、『Evolve』(2004年)でアーニー・ディフランコ、『フォーゴトン・アーム』(2006年)でエイミー・マン、『10,000 Days』(2007年)でトゥールのアダム・ジョーンズ、『ライトニング・ボルト』(2015年)でパール・ジャムのジェフ・アメン、そして『ピュア・コメディ』(デラックス・エディション)(2018年)でファーザー・ジョン・ミスティーとして知られるジョシュ・ティルマンだ。
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