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2024年11月15日に5枚目のソロ・アルバム『ブーケ』をリリースしたグウェン・ステファニー。リリースに伴い、グウェン本人によるアルバム収録曲6曲の楽曲解説コメントが公開された。
今作は、米ナッシュビルのスモークスタック・スタジオで、プロデューサーのスコット・ヘンドリックスとフル・ライブ・バンドと共にレコーディングが行われた。希望の種を植えるというアイデアと、人生の季節がアルバム全体を貫き、巧みな展開で引用したくなる歌詞が続く。
アルバムについてグウェンは「“ブーケ”は、これまでの私と進化した私のすべてを表している。それぞれの曲は、過去、現在、そして未来への希望の種から作られたブーケの花のように選ばれたの」と話している。
◎グウェン・ステファニー『ブーケ』本人による楽曲解説
1. 「Somebody Else’s」
「ファースト・シングルは、アルバムに入れるつもりがなかった曲。理由は、ちょっと昔の、今さら取りざたしたくない話だったから。改めて録ってみて思ったのが、ようやく愛を見つけて今の私がいるってことを、そのいきさつは明かさずに、闇が光に変わるように曲にできたら、ということ。それがシングルになるんだからビックリだよね。そんなつもりはなかったのに、自然とこうなることもある。曲って、そうやって頭角を現してくることがあるから、仕上がりを見てもらうためにもこの曲でアルバムの幕を開けたら最高かな、と思ったの。私は母親なので、色々あって大変で、わずかな時間を見つけては急いでスタジオに入る感じなんだけど、子供と離れてアートをやるだけでも罪の意識を覚えたりもする。でも、音楽は前から私を満たしてくれるものだし、得意だと思えることだから、そのための時間を作るようにしている。音楽的には、少し過去をたどろうとしたところがあったかな。そして色んなことをやってみたらうまくいった。本当に正直なものであってほしかったし、人間としての今の自分をちゃんと映し出す、嘘のないものを創りたかった。別に何を証明しなければならないわけでもないから、純粋に神様からいただいたものを私からの声明文として、自分自身と、自分の心と、自分の魂と、自分の癒しのために、私がやるべきあらゆること、そしてなぜ私は曲を書くのか、を綴ったつもり」
2. 「Bouquet」
「これは本当に特別な曲。子供の頃に大きな夢を抱いていたけど、その夢が完全に壊れてしまって、思っていた通りにならない。でもその破片を拾い集めてこの新しいブーケ(花束)を、新しい人生を作る。新しい、それまでとは別の夢。そのことを歌った曲」
3. 「Pretty」
「アルバムでお気に入りの曲の一つ。とてもシンプルな考えだけど、人生を通じて自分の内面と外見の美しさについて考えるようになった。過去の写真を見て最もきれいだと感じたのは、初めて本当に愛された時のものだと気づいたの。私にとって真実の愛とは、誰かが私の内面も外見も、純粋にそして無条件に愛してくれた時に受け取った愛のこと」
4. 「Empty Vase」
「この曲は、説明不要かもしれないけど、誰かがあなたのところに来て愛で満たしてくれるというアイデアを使っている。花を受け取ることと、どうしてそんなに空しく感じるのかということの比喩のようになっている。
時にはどれほど空虚に感じているかわからずに、純粋な愛を受け取るとこともある」
5. 「Marigolds」
「この曲は大好き。これは基本的に、本当の愛を見つけるために家に帰ることを歌っている。このアルバムでは希望の種を蒔くような奇跡や花が咲くという比喩についてたくさん言及している。ある文化圏ではマリーゴールドは家に帰ることを象徴しているとよく言われている。だから、この曲は愛を見つけることを表現しているようなもの。私はニュー・ヴァージョンの私へと花開いたの!」
7. 「Swallow My Tears」
「オクラホマの農場で書いた曲。素晴らしいソングライターたちと組んだ曲作りがいい感じで進んでいく中で、気まぐれに思いついたことなの。みんなでオクラホマに行って、私と一緒に飛行機で来てもらって、一晩一緒に過ごして曲を書く、みたいな想像をしていたのを実現させちゃった。そしてできたのがこの曲で、一緒に書いた最初の曲。みんなで私のジープに乗り込んで、その日は雨で、しかも土砂降りで、農場まで車を走らせて、そして…、これは私がいつも言ってることだけど、曲はもたらされるもので、だからすごく貴重なんだよね。こっちはただ座っていただけなのに、こんなのができちゃったわけ?みたいな。さっきまで無かった曲が、今ここにあるなんて!って。しかもこの曲には私のストーリーがふんだんに盛り込まれている。うん、大好きな曲」
◎リリース情報
アルバム『ブーケ』
発売中
UICY-16259 3,300円(tax incl.)
https://umj.lnk.to/GS_bouquet
Photo: Ellen Von Unwerth
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