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12月11日、シンガーソングライターのmeiyoが東京・Shibuya WWWにて【meiyo ONE-MAN LIVE in TOKYO「POP IDEA」】を行なった。
「本日の上演時間は、途中2分間の休憩を含め約1時間47分2秒を予定しております」、「携帯電話はマナーモードにするか、電源をお切りください。その他音の鳴る機器のご使用もお控えくださいませ。ただし、お客様の歓声、ハンドクラップに関しましては最大限に音量を上げた状態でのご鑑賞をお願いいたしております。そして、輝く、ウルトラソウル……。只今、『ハーイ!』と叫ばなかったお客様に関しましては、誠に申し訳ございませんが、一人残らず直ちにご退場願います」など、meiyoがリスペクトする“KANオマージュ”された影アナを経て、ステージにバンドメンバーが登場。セッションをしながら客席のクラップを煽ると、「皆さん、こんばんは!」とmeiyoが登場。「うろちょろ」でライブがスタートする。楽しそうな表情で歌い、ギターを弾きつつ、「KonichiwaTempraSushiNatto」と続けて披露し、徐々に観客のテンションが上がっていく。歓声が上がって始まったのは「クエスチョン」。meiyoの「いきますよ、せーの!」でクラップが巻き起こっていく。さらに「みんなで今日を最高の1日にしましょう!」と「レインボー!」、「HOPE!HOPE!HOPE!」、「ココロ、オドルほうで。」と一気にオープニングパートを駆け抜けた。
ここで「平成が生んだ愉快な人、meiyoです」と挨拶をし、「よくライブで、嫌なことを忘れて楽しみましょうって言いますけど、嫌なことを思い出す暇もないくらい楽しませるアイデアを考えてきました。よろしく!」と心強い言葉を観客に送っていく。「僕はシンガーソングライターとして活動しながら、同時にいろんなアーティストに楽曲を作らせてもらっているんですね。提供したアーティストとファンの方に喜んでほしいから、愛を込めて作るわけです。なので今日はいろんな方に提供した楽曲を、愛のままに、わがままに、歌わせていただきたいと思います」と曲振り。セルフカバー曲コーナーをスタートさせた。披露したのはWEST.に提供した「まぁいっか!」、Adoに提供した「クラクラ」。meiyoらしさたっぷりに歌い、オーディエンスを楽しませていった。
大きな歓声が上がる中、「ここからはアコースティックコーナーをやりたいと思います!」とmeiyo。自身のiPhoneを取り出すと、まずは声でリズムトラックを作っていく。meiyoがキックの音、観客がスネアとハイハットの音を録音。さらに全員でハンドクラップを録音して、リズムトラックを作成。そのトラックを使って、「僕が“アイデア”という言葉に特別な思いを抱くきっかけになった曲をカバーさせてもらいます」とKANの「IDEA」を披露していく。その場にいた全員で作り上げた音が会場中に広がったところで、KANへのリスペクトを語っていくmeiyo。「KANさんから影響を受けて音楽を作っていると言っても過言ではないんですけど。というか、そうなんですけど。歌詞の詰め込み方なんかに影響を受けているのもそうなんですけど、もっと大胆に影響を受けている曲がありまして」、「KANさんの元の曲はすごく変な曲なんです。ビッグバンドっぽいんだけど、トランペットとかピアノとかギターとかいないんですよ。ドラム、ベース、コーラス、歌だけ。(その曲に影響を受けて)僕が作った曲をKANさんに敬意を込めて、こういう(KANの曲)アレンジでやってみたいと思います」とつなげていく。「次演る曲、本当に難しいんです。ワンコーラスだけ練習をさせてください」と、コーラス隊のみアカペラで練習。練習はワンコーラスの予定だったが、勢い余って2コーラス目にも突入。ベース・マツイヒロキの「長くない?」、「もう出来てるって! めちゃめちゃうめぇよ!」というツッコミも虚しく、結局アカペラでフルコーラス歌い、「次の曲聞いてください」と改めて「Cat Scat」を披露していった。
ステージ転換に伴って、ここで休憩タイム。休憩中、影アナでグッズ紹介をするも途中で開演ブザーがなってしまう。そう、休憩時間は「2分間」なのである。「ねぇよな」のイントロが流れると、「後半戦、まだまだ盛り上がっていけますかー!」とmeiyoが登場。会場を盛り上げたところで、「PAKU」へ。途中「みんな、まだまだ声出し足りてないんじゃない? みんなで一緒に歌いましょう!」と言うと、会場から〈パクっとしたいわ〉と歌声が上がっていた。「っすか?」ではバンドメンバーが楽器を置いて、サングラス姿でダンス。続く「なにやってもうまくいかない」では、クラップが起こったり、歌声が響いたり、大盛り上がり。meiyoも「楽しいー!」と笑顔を見せていた。
ここで、「僕はPOPが大好きなんですね」と語り出すmeiyo。「僕はPOPって悲しいものとか切ないものとか悔しい気持ちとか、楽しい感情だって、嬉しい気持ちだって、全部を綺麗に飾りつけた宝物だと思っているんです。僕がPOPを好きになったってことは、僕に宝物をくれたアーティストたちがいるわけです。それを僕なりに解釈して皆さんに届けていかなきゃと思っています。今回は僕の宝物を見てほしいなと思って」と、同ライブに対する思いを語った。そして、「とにかく愛があれば十分なんじゃないかなと、そのまんま曲にしました」と、「希望の唄」へ。さらに「いつまであるか」と続きラストスパート。会場を沸かせていく。
最後に、「今日皆さんが来てくれたのも当たり前じゃない。感謝を伝えたいし、今日というイベントを作るためにいろんなスタッフが動いてくれたわけです。サポートメンバーも演奏してくれたし。みんな、それぞれに人生があるわけです。これだけの年数生きてきて、例えば物理的に踏み外して足が折れちゃった、なんてこともあるかもしれないし、昨日風邪を引いちゃった、なんて可能性もあるけど、そうならなかった。そうしてこんなにたくさんの人が無事に集まってくれて、このイベントが楽しめていることは奇跡のようなことだと思っています」と話していく。そして、「悲しいことは起こりますし、辛いことも待っているかもしれない。けど、そんな時は……」と語り、<とりあえず ポップなビートで逃げ出したい>と歌って「ビートDEトーヒ」へ。この日一番の盛り上がりを見せたところで、本編を終えていった。
アンコールでは活動10周年を記念して、meiyoとワタナベタカシによる2マンライブ【ワタナベタカシ10周年記念ツーマンライブ~WT×meiyoにまつわるエキストラ~】を東京・青山月見ル君想フにて開催することを発表。10周年を迎えるにあたっての前哨戦として、タイトル未定の新曲を披露していく。「STICKER!!!」でラストと思いきや、KANリスペクトでセットリストを振り返る全曲つなげ。写真撮影をすると、石本大介のギターで「あとがき」を歌い上げてライブに幕を下ろした。
Text by 高橋梓
Photo by 後藤壮太郎
◎公演情報
【meiyo ONE-MAN LIVE in TOKYO「POP IDEA」】
2024年12月11日(水)
東京・Shibuya WWW
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