【米ビルボード・ソング・チャート】シャブージー通算10週目の1位、サブリナ・カーペンター3週連続でTOP10に3曲送り込む

2024年9月17日 / 09:00

 シャブージーの「ア・バー・ソング(ティプシー)」が通算10週目の首位を獲得した、今週の米ビルボード・ソング・チャート。

 7月13日付で1位に到達した後、7月27日付から今週(9月21日付)まで9週連続、通算10週目の首位を獲得した「ア・バー・ソング(ティプシー)」。2024年のチャートで複数週首位を獲得したタイトルは以下の通りで、「ア・バー・ソング(ティプシー)」の10週が最長記録となる。

シャブージー「ア・バー・ソング(ティプシー)」(10週)
ポスト・マローン「アイ・ハッド・サム・ヘルプ feat. モーガン・ウォレン」(6週)
ジャック・ハーロウ「ラヴィン・オン・ミー」(5週)
フューチャー、メトロ・ブーミン&ケンドリック・ラマー「ライク・ザット」(3週)
ケンドリック・ラマー「ノット・ライク・アス」(2週)
テイラー・スウィフト「フォートナイト feat. ポスト・マローン」(2週)
ビヨンセ「テキサス・ホールデム」(2週)

 同時にカントリー・ソング・チャートでも今週14週目の首位を獲得して、今年の最長記録を更新した。

 今週の集計期間(2024年9月6日~9月12日)は、エアプレイが7,680万回(1%減少)、ストリーミングが2,930万回(2%減少)、セールスは10,000(5%減少)を記録して、エアプレイ・チャートでは7週目の首位を獲得。ストリーミング・ソング・チャートでは先週の3位から2位に上昇したが、先週13週目の首位を獲得したデジタル・ソング・セールス・チャートでは今週2位にランクダウンした。

 首位獲得週が10週間を上回ったのは、2023年3月から8月にかけて通算16週を記録したモーガン・ウォレンの「ラスト・ナイト」以来で、2020年代では以下に続く7曲目の快挙となる。

16週 モーガン・ウォレン「ラスト・ナイト」(2023年)
15週 ハリー・スタイルズ「アズ・イット・ワズ」(2022年)
12週 マライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」(2020~2023年)
11週 ロディ・リッチ「ザ・ボックス」(2020年)
10週 シャブージー「ア・バー・ソング(ティプシー)」(2024年)
10週 アデル「イージー・オン・ミー」(2021年)
10週 BTS「Butter」(2021年)

 「恋人たちのクリスマス」は、初めて1位を獲得した2019年からの記録を含めると通算14週間首位を獲得している。

 ソング・チャート“Hot 100”の集計が始まった1958年以降、66年の歴史の中で首位獲得週が10週間を超えたのは「ア・バー・ソング(ティプシー)」が史上45曲目で、全体のわずか4%の曲しか達成していない。なお、45曲中43曲がルミネイトによる集計が始まった1991年以降に首位を獲得していて、それ以前より長く首位を獲得しやすくなったことが分かる。

 先週2位に再浮上したポスト・マローンの「アイ・ハッド・サム・ヘルプ feat. モーガン・ウォレン」は、今週も同位にランクイン。サブリナ・カーペンターの「エスプレッソ」も3位をキープして、「テイスト」が6位、「プリーズ・プリーズ・プリーズ」が8位に、今週も3曲をTOP10にランクインさせている。今年のチャートでは、テイラー・スウィフトが2週間(5月4日~5月11日)TOP10に3曲をランクインさせたが、サブリナはその記録を上回る最多記録を更新した。

 「テイスト」は、今週2,700万回を記録してストリーミング・ソング・チャートで3週目の首位を獲得している。なお、「ア・バー・ソング(ティプシー)」の週間再生回数が2,930万回で2位、「テイスト」が2,700万回で1位ということに矛盾が生じるが、ストリーミングの集計方法は定額制の有料サイトや広告付きのものなど、再生されたサービスによって比重が異なるため、ストリーミング・ソング・チャートの順位が入れ替わることがある。

 8月31日付で3位に初登場したレディー・ガガ&ブルーノ・マーズの「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」は、先週の6位から4位に上昇。ビリー・アイリッシュの「バーズ・オブ・ア・フェザー」も7位から5位に再び最高位に到達し、ロック&オルタナティブ・ソング・チャートとオルタナティブ・ソング・チャートではそれぞれ6週目の首位を獲得した。

 チャペル・ローンの「グッド・ラック、ベイブ!」も先週の8位から7位に上昇し、テディ・スウィムズの「ルーズ・コントロール」は9位をキープしてTOP10のランクイン総週を史上8位の35週目に更新した。

57週 ザ・ウィークエンド「ブラインディング・ライツ」(2020~2021年)
44週 ザ・キッド・ラロイ「ステイ with ジャスティン・ビーバー」(2021~2022年)
41週 モーガン・ウォレン「ラスト・ナイト」(2023~2024年)
41週 デュア・リパ「レヴィテイティング」(2021年)
39週 ポスト・マローン「サークルズ」(2019~2020年)
38週 ハリー・スタイルズ「アズ・イット・ワズ」(2022~2023年)
37週 グラス・アニマルズ「ヒート・ウェイヴス」(2021~2022年)
35週 テディ・スウィムズ「ルーズ・コントロール」(2024年)

 ケンドリック・ラマーの「ノット・ライク・アス」も先週に続き10位にランクインして、ラップ・ソング・チャートで18週目、R&B/ヒップホップ・ソング・チャートでは16週目の首位を獲得している。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは9月20日以降掲載予定となります。

◎【Hot 100】トップ10
1位「ア・バー・ソング(ティプシー)」シャブージー
2位「アイ・ハッド・サム・ヘルプ」ポスト・マローン feat. モーガン・ウォレン
3位「エスプレッソ」サブリナ・カーペンター
4位「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」レディー・ガガ&ブルーノ・マーズ
5位「バーズ・オブ・ア・フェザー」ビリー・アイリッシュ
6位「テイスト」サブリナ・カーペンター
7位「グッド・ラック、ベイブ!」チャペル・ローン
8位「プリーズ・プリーズ・プリーズ」サブリナ・カーペンター
9位「ルーズ・コントロール」テディ・スウィムズ
10位「ノット・ライク・アス」ケンドリック・ラマー


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