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エミネムは、最新アルバム『ザ・デス・オブ・スリム・シェイディ(クー・ドゥ・グラス)』で自分の分身を殺してしまったが、そのスリム・シェイディが現地時間2024年7月30日に公開された米コンプレックスの“The Face-Off”(対決)シリーズの一環として堂々の復活を遂げた。
この11分の映像で、エミネムはスリム・シェイディと口論しており、前者は後者を攻撃的で議論好きすぎると罵り、後者は前者のキャリアの成功は全て自分のおかげだと豪語している。スリムは、「お前はファッキン・テイラー・スウィフトとは違う。お前には重要な“時代”は一つしかなかった。俺のだ。エミネムといえばみんなが思い浮かべるのは全部ファッキン俺のことだ」と言い放つ。
二人はこの動画を通して数々のスターに言及する。2005年の「FACK」の原題をリチャード・ギアにしていればもっと売れていたとスリムが指摘したり、ヴァニラ・アイス(の本名)を老いのジョークで使っているほか、マシン・ガン・ケリーとの長年の確執に触れたり、エミネムが長年ディスってきたジャ・ルール、モービー、フレッド・ダースト、クリスティーナ・アギレラなどを“リリックの巨人たち”と皮肉ったりしている。
対談の別の箇所では、体重の話題になった時にドレイクの「Family Matters」に言及している。エミネムはスリムに、「肥満は治るんだよ。マジでそのための注射があるんだ。すごく人気があるんだぜ」と、セレブが減量のためによく使う2型糖尿病治療薬オゼンピックのことを教えている。これに対しスリムは、「嫉妬の副作用があるらしいな」と、ドレイクの「Family Matters」の歌詞を嘲り、エミネムはスリムを“BBL Slizzy”と呼んだ(「BBL Drizzy」はメトロ・ブーミンによるドレイクのディス・トラック)。
エミネムとスリムは最終的に理解し合い、争いに決着をつける。“俺たちを見なよ。なあ、俺たちを見なよ。誰がこんなことを思っただろう?俺じゃないよ”と、ポール・ラッドが『Hot Ones』 のエピソードで放ち、のちにミームとなった言葉を引き合いに出して二人は“対決”を締めくくっている。
『ザ・デス・オブ・スリム・シェイディ(クー・ドゥ・グラス)』はエミネムの12thスタジオ・アルバムで、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で10作連続での首位を獲得した。初週にアルバム換算で28.1万ユニットを売り上げ、テイラー・スウィフトが3か月に渡って独走していた首位記録にを終止符を打った。
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