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7月15日19時7分(7時7分)、Da-iCEがカッチカチに凍った。といっても、もちろん本人たちが凍ったわけではなく、SNSのアイコンの話である。この時刻、Da-iCEはちょうど【LuckyFes】のステージの最中だったが、突如公式XやInstagram、YouTube、Facebook、LINEの各アイコンが“氷結状態”になったのだ。同時に7月8日にリリースされた「Story」のMusic Video、Dance Practice動画、MVのBehind動画のYouTubeプレミア公開待機ページもオープン。そのサムネイルも同じく“氷結状態”となっていた。
しかし、翌日からInstagram、LINE、X、Facebook、YouTubeの順に徐々にアイコンが解凍され始め、7月21日にはMVのサムネイルが解凍、公開された。この一連の企画には、どんな意味が込められているのだろうか。
「Story」はメンバーの和田颯が作詞作曲を手掛けており、7月より放送がスタートされたテレビアニメ『FAIRY TAIL 100年クエスト』(テレビ東京系)のオープニング・テーマに起用されている。『FAIRY TAIL』は2019年にテレビアニメの最終話が放送された作品だが、2024年7月からその最新作としてテレビアニメ『FAIRY TAIL 100年クエスト』がスタート。100年以上誰も成し遂げたことがないと言われる伝説の難関依頼「100年クエスト」に挑む「妖精の尻尾」たちの冒険が描かれている。
その物語の主人公であるナツ・ドラグニルは炎竜王・イグニールに育てられ、自らの体質を竜に変える滅竜魔法を使用する火の滅竜魔導士。楽観的かつ好戦的な問題児ではあるものの、仲間思いであるという主人公然とした人物だ。火の滅竜魔導士というだけあり、火で魔力や体力を回復させることができるなど、火が身近にある人物だ。
『FAIRY TAIL 100年クエスト』はそんなナツたちが、「100年クエスト」を受注するために遥か北の未知なる大陸・ギルティナの地で世界最古の魔導士ギルド「魔陣の竜」を目指すところからスタートした。第2話となる7月14日放送回では、竜を食べて力を得た“ドラゴンイーター“のみで構成されるギルド「ディアボロス」と出会い、第3話となる7月21日放送回では「ディアボロス」との戦闘が巻き起こる。結果、ディアボロスに敗れるという結果になってしまっていたが、まだまだストーリーは続いていく。
今回の“氷結演出”には、ナツの火属性の魔法でアイコンの氷結を溶かす、ナツの良きライバルであるグレイ・フルバスターの氷属性の魔法そのものを表現する、という意味も込められているのだろう。しかし、「ディアボロス」に敗れる=「妖精の尻尾」メンバーの心が凍りついてしまったが、再び立ち上がり仲間と一致団結して敵に立ち向かっていく=氷を解かす、という物語の根幹を表しているとも考えられるのではないだろうか。「Story」も〈絶望なんてしない〉という歌詞から始まっており、未来をまっすぐに見据えた力強い歌詞が印象的だ。アニメの内容を彷彿させる「Story」と、テレビアニメの親和性を高めることにも一役買った企画とも言えそうだ。また、この企画が始まったのは19時7分(7時7分)。7が2つ並ぶ時刻にスタートした、という部分も、主人公であるナツの名前と掛け合わせたギミックがあるのだろう。
『FAIRY TAIL 100年クエスト』の放送開始から約2週間、そして「Story」もリリースから約2週間。アニメの物語と同じく、「Story」についての情報解禁もまだまだ続くはずだ。これからわかる新しい事実を踏まえることで、さらにアニメを深く楽しめるのではないだろうか。考察が楽しめる仕掛けをするのが得意なDa-iCEのことである。点と点が線になるタネ明かしがされるのを楽しみに待ちたい。
Text by 高橋梓
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