ジョン・ボン・ジョヴィ、声帯手術からの復活がニューAL『フォーエヴァー』に与えた影響について語る

2024年6月7日 / 15:45

 ジョン・ボン・ジョヴィが、自身のバンドが次のアルバムをレコーディングするかわからなかったと話している。「Livin’ on a Prayer」、「You Give Love a Bad Name」、「It’s My Life」といった、自身の特徴であるザラついたボーカルが印象的な大ヒット曲のおかげで【ロックの殿堂】入りしたバンドを、1980年代から1990年代にかけて世界的なスーパースターダムへと押し上げた米ニュージャージー州のロック・アイコンである彼は、最近のドキュメンタリー・シリーズ『ボン・ジョヴィ:Thank You, Goodnight』で、2022年の声帯手術からの長く厳しい復帰の道のりを記録した。

 そんな彼は米EWとの新インタビューで、その恐ろしいキャリアの障害が、現地時間2024年6月7日にリリースされるボン・ジョヴィのニュー・アルバム『フォーエヴァー』を制作するきっかけになったと話した。

 ジョンは、「ある手術をし、僕は時間を持て余すことになった。自分にできるのは、ただ座って曲について考えることだけだった。再び喜びを感じ始めた。そして僕らは……新型コロナを生き抜いた集合体としての“僕ら”は、みんなその霧の中から抜け出して、再び交流するようになった。人生に対する新しい感謝があった。そして僕は自分の体に新たな感謝の念を抱いていた。それがこれらの曲すべてにつながった」と語っている。

 その結果、自身とバンド・メンバーのデヴィッド・ブライアン(キーボード)、ティコ・トーレス(ドラム)、ヒュー・マクドナルド(ベース)、フィル・X(ギター)、エヴェレット・ブラッドリー(パーカッション)、ジョン・シャンクス(リズム・ギター)によってレコーディングされた12曲入りのアルバムは、7週間という短期間で完成したとジョンは語っている。高揚感溢れる「Legendary」や、たった2日間で書き上げたというトーク・ボックスを使った「Living Proof」などが収録されたこのアルバムについて、彼は、「何も遅れることはなかった。流れるようだった」と振り返っている。

 ジョンはまた、現地時間6月6日に放送された『ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルベア』に出演した。1980年代の“若くて美しかった”頃のツアー生活はどのようなものだったかと司会のコルベアに聞かれたジョンは、微笑みながら多くは語らなかった。「もし本を書くとしたら、それは“The Best Time I Never Had”(経験したことがない最高の時間)というタイトルになるだろうね」と62歳の彼はいたずらっぽく微笑みながら語り、子どもたちにはパーティーはせず、ライブの後はまっすぐ家に帰っていたと話していると冗談を言った。

 彼はまた、40年前の自分の夢を信じてくれたバンド・メンバーたちを称え、新しいアルバムのタイトルは、「これらの楽曲は、僕らが死んだあともずっと長生きし続ける」と悟ったことから“永遠”を意味する名前をつけたと語った。彼は、4部構成のドキュメンタリー・シリーズで描かれた喉の手術からは“順調に回復に向かっている”と述べつつ、バンドの50周年の頃にはいるかわからないから40周年を祝っているとジョークも飛ばしている。

 長年俳優業にも手を出してきたジョンだが、若いバンドマンだった頃、あるプロモーターが彼らをプライベート・ジェットでライブに連れて行ってくれたことがきっかけで演技力をつけていったという。バンドがブレイクしたアルバム『ワイルド・イン・ザ・ストリーツ』(原題:Slippery When Wet)でのバンドの急成長を祝うために、次のライブの目的地まで彼らをプライベート・ジェットで移動させるよう、他のプロモーターを何度も説得したことがあったと語った。

 コルベアはまた、ジョンの二人の息子の最近の結婚を祝福した。長男のジェシー・ボンジョヴィは長年の恋人であるジェシー・ライトと米ラスベガスで結婚し、その数週間後の5月に、今度は次男のジャックが『ストレンジャー・シングス』のミリー・ボビー・ブラウンと結婚した。

 結婚式で自分の歌を歌わされたことがあるかと聞かれたジョンは、友人の息子の結婚式で、“しても構わない”とは思いつつもあまり乗り気ではなかったという面白エピソードを披露した。トランペット奏者が「Livin’ on a Prayer」の象徴的なベースラインを自発的に演奏し始めた時、“救世軍のバンド・バージョン”のようだったというその演奏に合わせて気乗りしないながらも全力で”歌いきった”そうだ。

 ジョンは他にも、ニュージャージーにある自身の名前を冠したサービスエリアのことや、ニューヨークにある『レイト・ショー』収録スタジオ近くの有名なレコーディング・スタジオ、パワー・ステーションで働いていたことを自慢した。10代後半の“雑用係”だった頃の気に入っている思い出の一つは、スタジオの窓から故デヴィッド・ボウイと故フレディ・マーキュリーが「Under Pressure」を歌うのを見たことだという。彼は驚くコルベアに、「彼らがあのボーカルを歌っているのを見たよ」と述べた。


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