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現地時間2024年5月25日夜、ジャック・オーディアール監督による犯罪ミュージカル映画『エミリア・ペレス』の主要女性キャストであるセレーナ・ゴメス、ゾーイ・サルダナ、カルラ・ソフィア・ガスコン、アドリアナ・パズが、栄誉ある【第77回カンヌ国際映画祭】のガラ・セレモニーで<女優賞>に輝いた。
今年の審査委員長であり、映画『バービー』の監督でもあるグレタ・ガーウィグは、今回の共同受賞について、「女性の連帯、それがこの賞を作ったときに称えたかったことです」と述べ、「それぞれが際立っていますが、一つになると超越しています」と語ったと米ハリウッド・リポーターは報じている。
ガスコンは、カンヌで受賞を果たした初のトランスジェンダー女優で、トランスジェンダー・コミュニティにとって記念すべき瞬間となった。ガスコンは、キャストを代表して賞を受け取り、涙ながらにスピーチを行った。ガスコン演じるメキシコの麻薬王が女性としての本当の自分を受け入れるというスペイン語のミュージカル/犯罪映画である今作は、今年の映画祭で<審査員賞>も受賞した。
ゴメスは今週初め、この映画のプレミア、プレス、フォトコールのためにカンヌに滞在していたが、土曜日のガラには出席していなかった。彼女は映画で、ガスコン演じる主人公の妻を演じている。
シンガー兼俳優の彼女は、共演者のサルダナからの電話で受賞の知らせを受けとったそうだ。「@zoesaldanaが、私たち全員が<女優賞>を受賞したと教えてくれました!!」とゴメスはインスタグラム・ストーリーに投稿したリアクション動画にキャプションをつけた。この中で彼女は屋外で座っており、その興奮が伝わってくる。
映画祭最高の栄誉である<パルムドール>は、ショーン・ベイカー監督の『アノーラ』に贈られた。<グランプリ>はパヤル・カパディア監督の『オール・ウィー・イマジン・アズ・ライト』、<特別賞>はモハマド・ラスロフ監督の『ザ・シード・オブ・ザ・セイクリッド・フィグ』に贈られ、ジェシー・プレモンスはヨルゴス・ランティモス監督の『憐れみの3章』で<男優賞>を受賞した。
また、ジョージ・ルーカスが、1971年の監督デビュー作『THX-1138』が【カンヌ国際映画祭】の監督週間部門に選出されて以来、映画界に貢献したとして、先週土曜日に<名誉パルムドール>を授与された。
◎【第77回カンヌ国際映画祭】主な受賞者
<パルムドール>
『アノーラ』(原題)
監督:ショーン・ベイカー
<グランプリ>
『オール・ウィー・イマジン・アズ・ライト』(原題)
監督:パヤル・カパディア
<審査員賞>
『エミリア・ペレス』(原題)
監督:ジャック・オーディアール
<監督賞>
『グランド・ツアー』(原題)
監督:ミゲル・ゴメス
<脚本賞>
『ザ・サブスタンス』(原題)
監督:コラリー・ファルジャ
<女優賞>
『エミリア・ペレス』(原題)
セレーナ・ゴメス、ゾーイ・サルダナ、カルラ・ソフィア・ガスコン、アドリアナ・パズ
<男優賞>
『憐れみの3章』
ジェシー・プレモンス
<特別賞>
『ザ・シード・オブ・ザ・セイクリッド・フィグ』(原題)
監督:モハマド・ラスロフ
<カメラ・ドール>
『ARMAND』(原題)
監督:ハルフダン・ウルマン・トンデル
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