シザ、【SOSツアー】豪公演で“パレスチナに自由を”と叫ぶ

2024年4月18日 / 17:15

 シザが、紛争が続くガザのパレスチナの人々への支持を表明した。自身のロングラン・ツアーである【SOSツアー】の一環として、ニュージーランドのオークランドにあるスパーク・アリーナで行われた3公演の最後のコンサートで、【グラミー賞】受賞者である彼女は観客に向かって連帯のメッセージを送った。

 現地時間2024年4月16日のコンサートでファンが撮影した映像では、シザがパレスチナの国旗のようなものを持ちながら「Free Palestine!」(パレスチナに自由を)と宣言している。彼女がこのフレーズを言い終わると観客は大歓声を上げ、引き続き彼女はステージ上で談笑を続けた。

 シザは、同じく【グラミー賞】にノミネートされたケラーニ、マックルモア、キッド・カディを含む、自由なパレスチナへの支持を表明したミュージシャンのリストに加わった。【コーチェラ2024】の最初の週末にも、何人かのアーティストが同じような感情を共有していた。ヘッドライナーのタイラー・ザ・クリエーターはパフォーマンス中にパレスチナ国旗のピンをつけ、ヴィクトリア・モネはパフォーマンス中に「ジェノサイドをやめろ」と呼びかけ、エルサレム生まれでガザ育ちのパレスチナ人ラッパー、セイント・レヴァントはセットを一時中断し、彼の民族が現在直面している“残忍な占領”を観客に思い出させた。

 ハマスが2023年10月7日にイスラエルを攻撃して以来、ガザとヨルダン川西岸では壊滅的な戦争が続き、数え切れないほどの市民が死傷している。

 シザは数年前、“ムスリム女性の日”を記念してムスリム・ガールのTikTokライブ・シリーズに出演した際、自身のムスリムのルーツについて明かしていた。

 イスラム教徒として育った彼女は、「私にとって、イスラム嫌悪は9.11の後にあらためて始まりました。私は郊外の小さな町の出身で、人々は善意を持っているけれど、本質的に閉鎖的かもしれなくて、それは彼らのせいではない」と語った。そして、「神に近いところでさまざまな慎み深さの模範となり、人間の姿や自分自身、そして他者とのつながりのさまざまな道を探求することは特権だと思います。そして、イスラム教についての一般的な誤解が現れては消えるのは、時にとても奇妙なことだと感じます。暴力とは何の関係もないんです」と続けている。

 火曜日の公演は、シザの【SOSツアー】のオーストラリア日程を構成する4つのミニ・レジデンシーの最初の公演となった。あとはブリスベンの エンターテイメント・センターで2夜(4月19日~20日)、シドニーのクドス・バンク・アリーナで3夜(4月23日~26日)、そしてメルボルンのロッド・レーバー・アリーナで最終3夜(4月29日~5月2日)を予定している。このツアーは、2023年2月に【グラミー賞】3部門で受賞し、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で10週首位を獲得した2ndスタジオ・アルバム『SOS』を携えて行われている。このアルバムは、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”のTOP10ヒットとなった「Kill Bill」(1位)、「Snooze」(2位)、「Good Days」(9位)、「I Hate U」(7位)、「Nobody Gets Me」(10位)を生んだ。


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