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松下洸平が、フルアルバム『R&ME』を引っ提げた自身最大規模となる全国ツアー【KOUHEI MATSUSHITA LIVE TOUR 2024 ~R&ME~】のファイナル公演を14日、東京ガーデンシアターにて開催した。
開演時間をまわると、ステージ上のLEDにオープニングムービーが流れ、松下洸平作詞、Michael Kaneko作曲による「All Day Long」からライブはスタート。『R&ME』収録の「Magical Hour」、前作の1stアルバム『POINT TO POINT』収録の「MUSIC WONDER」と立て続けに3曲を披露。会場からは歓声とクラップが沸き起こり、早くも熱気が高まる中「みなさんこんばんは松下洸平です! R&MEツアー、本日ファイナルです。今日ここまで来れたのはここに集まってくれたみなさんのおかげです、本当にどうもありがとうございます!今日は皆さん楽しんで帰っていってください!」と語った。
その後、「R&MEツアー、今日でファイナルですけども、昨年12月リリースした『R&ME』というアルバムを引っ提げてのツアーです。僕の大好きなR&Bというジャンルをきゅっと詰め込んだ一枚になりました。せっかくライブなので、スペシャルな感じでアルバムの中の曲をお届けしたいと思います。すごくスイートな曲があって、それをバンドアレンジスペシャルバージョンでお届けしてもいいですか?」と話し、ストレートな歌詞とファルセットでの歌唱が印象的な「This is my love」、UTAとのセッションで生まれた「You&Me」を披露し、静かな雨音が暗転した会場に降り注いだ。ショートムービーを挟んで「1.2.3.4」という松下の掛け声とともに照明がつくと、ステージ中央には大きなソファに座る松下の姿が。バンマスのカンノケンタロウ(Gt.)、ウッドベースにTakayasu Nagai(Ba.)、パーカッションは海老原諒(Dr.)という布陣でアコースティックコーナー1曲目の「リズム」を披露した。「ガーデンシアター楽しんでますか? カンノくんは学生時代からの友達で、お客さんのいないところとか路上ライブから始まって。こんなにたくさんの人たちの前でライブができるなんて。信じられない光景が広がっていて皆さんには本当に感謝です。」など、たっぷりとトークを繰り広げ、アコースティックコーナー最後は松下自身もキーボードを弾きながら「FLY&FLOW」を歌い上げた。
「今日はファイナルです! まだまだ声出せますか? まだまだ一緒に歌ってくれますか? まだまだ踊ってくれますか? 準備はいいですかガーデンシアター!」というMCで突入したライブ後半戦では、ステージ上に漂うスモークが幻想的に会場を包んだ「KISS」、激しく飛び交うレーザーがより高揚感を高める「漂流」、ライブでの盛り上がりを意識して制作したという「FLYFLY」など、5曲を披露。観客とのクラップやコール&レスポンスを存分に楽しむ松下の姿に、会場もこの日1番の盛り上がりを見せ、大きな熱気に包まれた。そして、「ガーデンシアター最高です! ツアーを重ねてきて毎回全身全霊でお客様に楽しんでいただいて、ハッピーな気持ちになって、頑張ろうと思えるパワーをお届けできたらなと思ってずっと歌っているんですけど、いろんな場所で逆に僕たちがみなさんからエネルギーとパワーをいただきました。今日もいただいちゃいました。終わるころにやっと、”楽しいな”とか”音楽ってやっぱいいな”と気づくんですよ。これっていつもそうで、終わりかけのときに気づくんですよ。色々考えたりしながら進んでいきますから。音楽って、歌うってこういうことなのかな、お客さんとライブするってこういうことなのかな、とか。わかってきたころに終わっちゃうので。なので、なかなかやめられないです。今日でツアーは終わりますけど、ここからさらに次のステージ、次の景色へ、船にのって航海するような気持ちで前に進んでいきますので、その船に皆さんをのせて、また前に進んでいきたいと思っています。必ずまた一緒に遊びましょう!」
「今回声出しOKになって皆の声が聞こえて、最初は皆に負けないようにと思っていましたけど、いつしか一体となっていることを実感できました。それが実感できたころに終わっちゃうからね…。でもこの思い出と経験を胸に我々は進んでいきます。今日来てくださった一人一人に感謝してます。ありがとうございます。」「最後にもう一曲、、やっぱり自分の声というものがこれから先も信じる、一番大事なものになっていると思います。その声を大切にして丁寧に歌うことができたいいなと思っていて、長く歌い続けられる曲をと思って、去年このアルバムのリード曲に制作した曲があります。今日はその曲をお届けして終わろうかなと思います。今日はみなさんどうもありがとうございました!」と話すと、『R&ME』のリード曲「君を想う」をエモーショナルに歌い上げ、本編が終了した。
その後、アンコールの大歓声に包まれる中、再登場した松下が披露したのは「たんぽぽ」。ピアノ1本で情感たっぷりに歌い上げたのち「アンコール、どうもありがとうございます。この曲はこのアルバムの一番最後に入っている曲です。「君を想う」から始まって、一番最後は「声」を皆さんに届けたいという気持ちがあって、ピアノと声だけの曲を入れました。たんぽぽの綿毛は咲く場所を選べないけど、必ず誰かの元へ届いて、その人のそばでポッと咲くことが出来ます。僕たちの音楽づくりに似ているなと思いました。誰に届くかわからないけど、一生懸命つくって、ふって綿毛を飛ばすように、「届け!」という思いで息を吹きかけて、それが皆さんのそばに届けばいいなと思ってます。そしてたんぽぽの花のように咲いてくれるといいなと思ってます。」と話した。そして、松下が2021年のコロナ禍での再デビュー時に“いつかライブでみんなで歌いたい”という想いを込めて制作したという1stシングル収録の「STEP!」で会場を沸かせると、最後は「ノンフィクション」を披露し、観客とのシンガロングで会場が多幸感に包まれる中、約4万人を動員した自身最大規模の全国ツアーファイナル公演が大盛況で幕を閉じた。
そんな【KOUHEI MATSUSHITA LIVE TOUR 2024 ~R&ME~】のセットリストプレイリストも公演終了後に公開となった。様々なストリーミングサービスにて本ツアーで披露されたセットリスト順に楽曲を楽しむことができる。さらに、本日15日20時からはX(旧Twitter)にて【松下洸平R&MEツアーリスニングパーティー】の開催が決定している。
PHOTO:西槇太一
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