エミネム、混沌とするオフィスでラップする「Doomsday 2」のMV公開

2024年3月14日 / 15:00

 エミネムが悠然とオフィスを大混乱に陥れている、「Doomsday 2」の新しいミュージック・ビデオが公開された。リリカル・レモネードのコール・ベネットが監督したこのMVは、エミネムの出身地である米デトロイト独自の記念日“313 Day”にあたる現地時間2024年3月13日に解禁になった。

 このMVでは、スリム・シェイディがカーテンから現れ、周囲に書類が飛び交い、壁が崩れ落ちそうな混沌としたオフィスの場面を歩いている。それでもラップの神様は動じずにマシンガンのようにリリックを繰り出している。衣装は、黒のスラックスにボタンダウンのシャツ、黄色で揃えたエアジョーダン 4 レトロ“サンダー”とネクタイという、エミネム流ビジネス・カジュアルだ。また、ビッグ・ショーン、スウェイ・リー、J.I.D、コーデー、ベイビートロン、デンゼル・カリーなどの若手アーティストも多数カメオ出演している。

 「Doomsday Pt. 2」(「Doomsday 2」)は、2024年1月にリリースされたコール・ベネット/リリカル・レモネードのアルバム『オール・イズ・イエロー』に収録されている。このプロジェクトはデフ・ジャム・レコードとの提携により実現し、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で43位を記録した。

 27歳のベネットは、今年2月に米ビルボードと話した際に、アルバムについて、「扉を破壊して人々を結びつけたかったんです。その中で接着剤のような役割を果たせる人がいれば、人々は本当に自尊心を捨てることができます。僕はラップ・ミュージックがもっと統一されて、もっと協力し合えればいいと思っているんです。幼い頃、僕はそういうものに夢中でした。ポッシー・カットが大好きだったし、思いもよらないような、主流から外れたフィーチャリングが大好きでした。二つの全く異なる領域の大好きなアーティストが一緒に写真に写っているのを見るのが大好きでした。これらのものはすべて僕の糧となったから、それをテーマにした世界を作りたかったんです」と話していた。

 「Doomsday Pt. 2」で2024年をスタートさせたエミネムは、昨年12月にベニー・ブランコとタッグを組み、故ジュース・ワールドをフィーチャーした「Lace It」を発表し、2023年を最高の形で締めくくっていた。


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