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英デイリー・メールによると、現地時間2024年3月10日に開催される【第96回アカデミー賞】でライアン・ゴズリングが「アイム・ジャスト・ケン」をパフォーマンスすることが決定したそうだ。
ライアンが、映画『バービー』のコミカルな見所となった同曲を披露することに同意するかどうかは不明だった。7年前の【アカデミー賞】で、彼とエマ・ストーンは映画『ラ・ラ・ランド』の収録曲「City of Stars」のパフォーマンスを断った。「City of Stars」はゆったりとしたテンポのバラードで、ダイナミックでコミカルな「アイム・ジャスト・ケン」よりもライブで歌うにはずっと簡単な曲だ。
2人が「City of Stars」の演奏を断ったため、【アカデミー賞】のプロデューサーたちは、『ラ・ラ・ランド』に出演したジョン・レジェンドに「City of Stars」と『ラ・ラ・ランド』から2曲目のノミネートとなった「Audition (The Fools Who Deam)」の演奏を依頼した。そして、2017年の【アカデミー賞】の<歌曲賞>は「City of Stars」が受賞した。
今年の【アカデミー賞】で、ライアン・ゴズリングは映画『バービー』で<助演男優賞>にノミネートされているが、映画『オッペンハイマー』での演技が評価されたロバート・ダウニー・Jr.の同部門の受賞が有力視されている。しかし、ライアンが受賞して会場を沸かせる可能性もある。
2月初めの米バラエティ誌のカバー・ストーリーで、ライアンは【アカデミー賞】からパフォーマンスの依頼がまだ来ていないと語った。「私にパフォーマンスさせるのはリスクが大きすぎるかもしれない」と彼は述べ、「うまくいくかわからないけれど、(演奏するのを)受け入れます」と説明した。
アンドリュー・ワイアットと共に「アイム・ジャスト・ケン」を書いたマーク・ロンソンは、【グラミー賞】の会場で米バラエティ誌に対し、【アカデミー賞】でライアン以外のシンガーが代役を務めることに興味がないと明かした。代役を検討するか尋ねられると、マークは「いいえ。もしライアンがやらないのなら、私たちはやりません」と答えた。
「アイム・ジャスト・ケン」は、映画『バービー』から【アカデミー賞】の<歌曲賞>にノミネートされた2曲のうちの1曲だ。もう1つの曲は、ビリー・アイリッシュとフィニアスの「What Was I Made For?」だ。同映画のサウンドトラックに収録されているマーク・ロンソン、アンドリュー・ワイアット、デュア・リパ、そしてキャロライン・アイリンが共作した「Dance the Night」が、同部門で3曲としてノミネートされてもおかしくなかったが、【アカデミー賞】の規定で、同部門でのノミネートは1つの映画から2曲までとなっている。
米ビルボード『ポップ・ショップ・ポッドキャスト』の会話で、マークは「Dance the Night」がノミネートされなかったことで、「アイム・ジャスト・ケン」のノミネートが“うれしくもあり悲しくもある”と感じると語った。「デュアの曲は、サウンドトラックの中で最もビッグな曲であり、彼女は大物としてこの映画に一番最初に関わったアーティストだからです。サウンドトラック全体がどうあるべきかという基準を示してくれました」とマークは説明した。「だから、デュアは間違いなくその功績に値しますし、彼女もノミネートされていたら嬉しかった」と続けた。
【第96回アカデミー賞】は、米東部時間3月10日午後7時に米ABCおよび世界中の放送局で生中継される。ジミー・キンメルが4度目の司会を務め、会場は例年通りオーベーション・ハリウッドにあるドルビー・シアターとなる。
【アカデミー賞】はライアン・ゴズリングのパフォーマンスを正式に発表していないが、ゼンデイヤやジェイミー・リー・カーティスといったプレゼンターがすでに発表されている。
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