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2月4日の名古屋公演で幕開けした、クイーン日本公演史上最大級となる4都市5公演のドームツアー『クイーン+アダム・ランバート ラプソディ・ツアー』。札幌公演は42年ぶりとなることに加えてGLAYがスペシャルゲストとして登場するというから驚きだ。レジェンド中のレジェンドバンドの作品群から5曲を選ぶなど無茶な話だが、今回は同ツアーの海外公演で演奏されている作品の中からシンガロング必至の超どメジャー曲をピックアップ!
「Don’t Stop Me Now」(’79)/ Queen
Queen公式YouTubeに注目しよう。2月1日時点で公開されている最新動画はこの楽曲のオフィシャルリリックビデオ。しかも日本語の字幕入りだ。このタイミングでこの動画を公開する意味を考えてみると、「この曲をみんなで歌おうよ」というバンドからのメッセージと捉えるのが妥当ではないだろうか。実は今回このコラムのテーマを思いついたのは、このリリックビデオの公開がきっかけだった。疾走感があふれ、歌うと爽快な気分を味わえるこの曲が披露された暁には皆で大合唱しよう。シングルとしてはもちろん、アルバムでは7枚目となる『Jazz』に収録されている。
「Radio Ga Ga」(’84)/Queen
テレビの浸透によって廃れゆくラジオの置かれた状況を憂い、そして愛しむ。発表当時にあった文明の移り変わりとそれに対する個の想いが描かれている作品だが、ラジオに限らずさまざまなものや人を置き換えて聴くことができる名曲。レディー・ガガの名前の由来としても知られた作品だ。ライヴにおいては、オーディエンスがリズムに合わせてハンドクラップと両手を高く掲げるポーズを繰り返し、そのアクションで一体となるのが圧巻。その大元は同曲のMVにあるので気になる人はチェックしてみてほしい。作曲はロジャー・テイラー、シングル「I Go Crazy」のB面ほか、11枚目のアルバム『The Works』『Greatest Hits II』『Classic Queen』に収録されている。
「We Are the Champions」(’77)/ Queen
こちらもクイーンの代表曲。フレディー・マーキュリーが作詞作曲した、歌う人がみな主人公になれる傑作だ。ゆえに、スポーツイベントなどで起用されることも多く、長きにわたって広く深く愛されている。ファンクラブ会員が参加して収録されたというMVはライヴの臨場感がよく伝わる内容となっており、トレードマークである白黒のハーレクイン・レオタードをまとった若きフレディーの姿も見ることができる。また、85年に開催された『Live Aid』での演奏シーンも必見。王者の気分を存分に味わいながらの大合唱にぜひとも参加しよう。シングル(B面は「We Will Rock You」)および6枚目のアルバム『News Of The World』に収録されている。
「Love of My Life」(’75)/Queen
美しく、あまりに切ないバラード。フレディー・マーキュリーによって作られたこの曲はクイーンの真骨頂と言える作品で、フレディーの恋人メアリー・オースティンとの別れを歌ったものとされている。楽曲をより一層ドラマティックにしているのはブライアン・メイが奏でるハープの音色。ライヴではハープの代わりに12弦アコースティックギターが用いられ、まったく異なる印象を与える演出に。オーディエンスとのシンガロングも見どころであり、参加のしどころ。大切な人を想い、心穏やかに歌おう。そんな名曲は4枚目のアルバム『A Night at the Opera』に収録、79年にはライヴバージョンがシングルカットされているのでそちらの音源も要チェック。
「Bohemian Rhapsody」(’75)/ Queen
クイーン最大のヒット曲であり、2018年に公開され世界的大ヒットを記録した伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』のタイトルでもある名作。さらに今回のツアータイトルは『ラプソディ・ツアー』なので演奏されないわけがない。だが、簡単に歌える曲ではないので公演前に予習復習は万全にしたいところ。映画ではパフォーマンスシーンのみならず、この曲の誕生秘話も描かれているので映像商品や配信などで触れてみてはいかがだろうか。グラミー殿堂入りを果たし、英国史上最高のシングル曲としてギネス認定登録され、20世紀の発表楽曲の中で最多ストリーミング再生回数を記録したこの曲はシングル、アルバム『A Night at the Opera』などに収録されている。
TEXT:早乙女‘dorami’ゆうこ
早乙女‘dorami’ゆうこ プロフィール:栃木県佐野市出身。音楽を軸にコンサート制作通訳、音楽プロモーション、海外情報リサーチ、アニメや人形劇の英語監修及び翻訳、音楽情報ウェブサイトにて執筆。
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