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2023年11月28日付のBillboard JAPAN週間“Top Singles Sales”で、STU48『君は何を後悔するのか?』が231,972枚を売り上げ、2位を獲得した。(集計期間2023年11月13日~11月19日)。
『君は何を後悔するのか?』は、前作『息をする心』から8カ月ぶりのリリースとなった10枚目のシングル。表題曲『君は何を後悔するのか?』の作詞は秋元康、作曲は鶴久政治が担当し、センターポジションは11月30日でSTU48を卒業する瀧野由美子が務めた。
ここでは、SoundScanJapanの販売データを使用し、STU48の『君は何を後悔するのか?』の販売動向を調査した。
まず、今作『君は何を後悔するのか?』と、前作『息をする心』の初週の実店舗での地域別販売比率を調査し、グラフ化したものが図1(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/132149/2)である。また、一般的なシングルの販売比率とも比較するため、2023年に販売された全てのシングルの販売比率も全シングルとしてグラフに追加している。
前作においてはSTU48の地域別販売比率は兵庫県を含む近畿地方が12.1%(以下かっこ内全シングル:12.1%)、岡山県・広島県・山口県を含む中国地方が30.1%(3.6%)、香川県・愛媛県・徳島県を含む四国地方が1.5%(1.1%)となっており、中国地方でかなり高い販売比率となっていた。そして今作については更にその傾向が大きくなり、近畿地方が3.8%と大きく減少する一方、中国地方は47.1%、四国地方は2.3%と更に販売比率を伸ばしている結果となった。
更に、調査範囲を瀬戸内7県に絞り、調査し、グラフ化したものが図2(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/132149/3)である。地元と言える瀬戸内海隣接7県での販売比率は、前作が41.6%(6.51%)だが、本作は50.8%と過半数を超え、やはり地元の強さが証明されるる販売比率となっている。一方で、県別にフォーカスすると、兵庫県は前作が10.3%(2.42%)に対して今作は1.64%と大きく販売比率を下げており、近畿地方の減少した理由となっている。一方、広島県は前作が26.9%(1.81%)に対して今作は44.6%と、大きく販売比率を伸ばしている。また、香川県も前作が0.3%(0.3%)に対して1.3%と増加傾向だった、岡山県・山口県・愛媛県・徳島県はほぼ横ばいという結果となっており、全体的には広島県の比率が非常に大きくなり、一極集中しているという結果となっている。
2021年10月に発売した7作目の『ヘタレたちよ』が首位を獲得して以来、3作連続で2位となり首位から遠ざかっているSTU48だか、広島一極集中の傾向が今後STU48にどのように影響するのか、今後の彼女達の活躍に注視したい。
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