【米ビルボード・アルバム・チャート】テイラー・スウィフト『1989』再録盤初登場1位、SEVENTEENが2位に続く

2023年11月6日 / 10:00

 テイラー・スウィフトの『1989(テイラーズ・ヴァージョン)』が1位に初登場した、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。

 『1989(テイラーズ・ヴァージョン)』は、2014年10月に発表した5thアルバム『1989』を再録音したアルバムで、再録プロジェクトとしては『フィアレス(テイラーズ・バージョン)』(2021年)、『レッド(テイラーズ・ヴァージョン)』(2021年)、『スピーク・ナウ(テイラーズ・ヴァージョン)』(2023年)に続く第4弾となる。

 『1989(テイラーズ・ヴァージョン)』は、今週の集計期間(2023年10月27日~11月2日)にアルバム・セールスが1,359,000、アルバム・ストリーミングが288,000(全21曲で3億7,549万回)、トラックによるユニットは6,000をそれぞれ記録して、累計1,653,000ユニットを獲得した。

 週間ユニットとしては2023年最大の記録で、2015年11月25日付でアデルの『25』が獲得した3,480,000以来の最高値を更新。また、『1989』のオリジナルが初週(2014年11月15日付)で記録した1,287,000ユニットも上回り、アルバムの週間セールス(1,359,000枚)としては自身の最高売上枚数を更新した。

 ルミネートが集計を始めた1991年以降の記録では、以下に続く史上6番目に高い週間セールスを記録している。

アデル『25』(2015年11月25日) / 3,378,000枚
イン・シンク『ノー・ストリングス』(2000年4月8日) / 2,416,000枚
イン・シンク『セレブリティ』(2001年8月11日) / 1,878,000枚
エミネム『ザ・マーシャル・マザーズ・LP』(2000年6月10日) / 1,760,000枚
バックストリート・ボーイズ『ブラック・アンド・ブルー』(2000年12月9日) / 1,591,000枚
テイラー・スウィフト『1989(テイラーズ・ヴァージョン)』(2023年11月11日) / 1,359,000枚

 『1989 (テイラーズ・ヴァージョン)』は、5種類のアナログ盤、8種類のCD、2種類のカセットテープが販売されていて、アナログ盤5種のうちの1種はボーナス・トラックを含むTarget限定のものがある。また、本作は21曲入りの通常版と22曲入りのデラックス版(ケンドリック・ラマーをフィーチャーした「バッド・ブラッド」の再録ヴァージョン含む)があり、デジタル・ダウンロードでも購入可能となっている。

 Billboard 200での首位獲得は以下に続く13作目で、女性アーティストでは歴代トップ、総合ではザ・ビートルズ(19作)、ジェイ・Z(14作)に続く、ドレイク(13作)と同率の歴代3位に記録を更新した。

『フィアレス』 (2008年)
『スピーク・ナウ』 (2010年)
『レッド』 (2012年)
『1989』 (2014年)
『レピュテーション』 (2017年)
『ラヴァー』 (2019年)
『フォークロア』 (2020年)
『エヴァーモア』 (2020年)
『フィアレス(テイラーズ・バージョン)』(2021年)
『レッド(テイラーズ・ヴァージョン)』(2021年)
『ミッドナイツ』(2022年)
『スピーク・ナウ(テイラーズ・ヴァージョン)』(2023年)
『1989(テイラーズ・ヴァージョン)』(2023年)

 上記のとおり、2ndアルバム『フィアレス』から『1989(テイラーズ・ヴァージョン)』まで13作連続で首位を獲得していて、再録盤は4作すべてが1位に初登場した。

 『1989』のオリジナルは、2014年11月15日付で1位に初登場してから通算11週の首位を獲得。11週は2ndアルバム『フィアレス』と同率の自己最長記録で、本作からは「シェイク・イット・オフ」(4週)、「ブランク・スペース」(7週)、「バッド・ブラッド feat. ケンドリック・ラマー」(1週)の3曲がソング・チャート“Hot 100”で1位を獲得した。同じアルバムから3曲のNo.1ヒットを輩出したのは、自身の作品の中では最多記録となる。

 『1989』再録版には、オリジナルに収録された全16曲とボーナス・トラックに加え、“From the Vault”(蔵出し曲)の「スラット!」、「セイ・ドント・ゴー」、「ナウ・ザット・ウィ・ドント・トーク」、「サバーバン・レジェンズ」、「イズ・イット・オーヴァー・ナウ?」の5曲が追加で収録されている。

 初週で100万枚以上を売り上げたのは、『スピーク・ナウ』 (2010年)、『レッド』 (2012年)、『1989』(2014年)、『レピュテーション』 (2017年)、『ミッドナイツ』(2022年)に続く6作目で、ルミネートが集計を始めた1991年以降の記録では、初週でミリオンを突破した最多記録(6作)を更新している。なお、1991年以降に初週で100万枚を突破したアルバムは23作あり、そのうちアデルの『25』は3週間100万枚を記録した。

 『1989(テイラーズ・ヴァージョン)』が今週売り上げた1,359,000枚は、初週の記録だけで2023年最大のアルバム・セールスを突破し、先週までトップだった自身の『ミッドナイツ』が売り上げた791,000枚を大きく上回った。なお、それに続くのも自身の『スピーク・ナウ(テイラーズ・ヴァージョン)』で、現時点では755,000枚を売り上げている。

 1,359,000枚の内訳、693,000枚がアナログ盤による売上で、ルミネートが集計を始めた1991年以降の記録では、LPの週間最大セールスを更新した。なお、これまでの最高記録は自身の『ミッドナイツ』(2022年11月5日付)が売り上げた575,000枚で、自らその記録を打ち破ったことになる。

 8種類でリリースされたCDのみの週間セールスは554,000枚で、アデルの『25』(2016年1月9日付)で記録した1,030,000枚以来のCDによる週間最高セールスを更新した。

 週間ストリーミング3億7,549万回は、『ミッドナイツ』が初週で記録した5億4,926万回に次ぐ2番目に高い再生数で、再録版では『レッド(テイラーズ・ヴァージョン)』が初週で記録した3億323万回を上回り、最大の週間再生回数を更新している。

 テイラー・スウィフトに続き、今週2位には韓国のボーイズグループ=SEVENTEENのミニ・アルバム『SEVENTEENTH HEAVEN』が初登場。初動ユニットは100,000で、その内訳は98,000がアルバム・セールスだった。SEVENTEENにとって4作目のTOP10入り作品で、16種類のパッケージで販売されたCDが売上の多くを占めている。

 上位2作が初登場したことで、先週2位にダウンしたドレイクの『フォー・オール・ザ・ドッグス』(95,000ユニット / 21%減少)は3位にダウン。バッド・バニーの『Nadie Sabe Lo Que Va a Pasar Mañana』(73,000ユニット / 25%減少)は4位、モーガン・ウォレンの『ワン・シング・アット・ア・タイム』(64,000ユニット / 7%減少)は5位をそれぞれキープした。

 TOP5以下、ロッド・ウェーブの『ノスタルジア』(46,000ユニット / 9%減少)が9位から6位に上昇。テイラー・スウィフトの『ミッドナイツ』(45,000ユニット / 15%減少)は6位から7位、同じくテイラー・スウィフトの『ラヴァー』(44,000ユニット / 15%減少)が7位から8位、ザック・ブライアンの『ザック・ブライアン』(44,000ユニット / 14%減少)も8位から9位にそれぞれワンランクダウンして、シザの『SOS』(42,000ユニット / 5%減少)が11位から10位に再びTOP10入りした。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは11月10日以降掲載予定となります。

◎【Billboard 200】トップ10
1位『1989(テイラーズ・ヴァージョン)』テイラー・スウィフト
2位『SEVENTEENTH HEAVEN』SEVENTEEN
3位『フォー・オール・ザ・ドッグス』ドレイク
4位『Nadie Sabe Lo Que Va a Pasar Mañana』バッド・バニー
5位『ワン・シング・アット・ア・タイム』モーガン・ウォレン
6位『ノスタルジア』ロッド・ウェーブ
7位『ミッドナイツ』テイラー・スウィフト
8位『ラヴァー』テイラー・スウィフト
9位『ザック・ブライアン』ザック・ブライアン
10位『SOS』シザ


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