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米ロサンゼルスを拠点に活動するアルゼンチン出身のパシフィカが、2ndアルバム『In Your Face!』をリリースした。ギザギザの鋭いギター、皮肉混じりの愛らしさ、そして大親友のイネス・アダムとマルティナ・ニンツェルが創造する刺激的な駆け引きが満載の作品だ。
フォーカス曲「Indie Boyz」は、最もストレートにパシフィカを捉えており、ラストオーダー後の意識がもうろうとした時間にピッタリの、皮肉っぽい告白のような楽曲。パンチの効いたドラムと威勢のいいベースラインを基調とし、束の間の恋の衝動と、明快さではなく騒音を求めて過ごした夜を思い起こさせる。
「これは詩ではなく、バイブスなのです」と2人は言う。しかし、歪んだ音色と無表情な歌の狭間で、「Indie Boyz」はより鋭い何かに変化。風刺と自己認識が均等に混ざり合い、若者の混沌を映し出す鏡となっている。
「その曲“Indie Boyz“は冗談から生まれたんです」とアダムは言う。「毎晩のように遊び呆けていた1週間について書こうとしてたんです。それこそ刺激に満ち溢れて…でも、それがいつしか私たちが書いた中で最も真実味のある一曲になりました。メチャクチャやってる自覚はありつつ、でも生きている実感を得たいという、そういう気持ちについて歌っています」
「このアルバム“In Your Face!”は、まるで友情がリアルタイムで育まれる様子を見ているかのようです」とニンツェルは語る。「脆くて、馬鹿げていて、そして真実でも。私たちはそれを隠そうとはせずに、むしろ祝福しています」
なお、パシフィカの2人はこの秋、アメリカ、ラテンアメリカ、そして日本でライブを披露する。12月には東京(代官山SPACE ODDで2日間)と大阪(Music Club JANUS)でヘッドライナー公演を開催する。既に東京公演は両日ソールドアウトとなっている。
◎リリース情報
アルバム『In Your Face!』
配信中
https://ffm.to/pacifica-iyf
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