「MUSIC FOR ALL,ALL FOR ONE 2013」にゆず、きゃりー、2PMら総出演!

2013年12月24日 / 13:00

12月21日(土)〜23日(月・祝)の3 日間に渡り、 渋谷・国立代々木競技場第一体育館で開催されるライブイベント「FamilyMart presents MUSIC FOR ALL,ALL FOR ONE 2013」が、ついに最終日を迎えた。

オープニング・アクトで登場したのは、原宿発のがけっぷちボーイズグループBEE SHUFFLE。“がけっぷち”の所以は、常にミッションを課されクリアできなければ即解散という過酷な状況から。来年1月のメジャー・デビュー・シングル「Welcome to the SUFFLE!!」など2曲を披露したが、まさに不屈の笑顔というに相応しい、とにかく明るい歌とダンスで会場を盛り上げてくれた。

続く登場は、名古屋在住6人組アイドル、チームしゃちほこ。「わたしたちは、事務所的にはももクロ姉さんの、レーベル的にはきゃりー姉さんの妹分です」と元気いっぱいに自己紹介すると、「勝手にハイブリッド」「大好き!」を披露した。カラフルな衣装で、ステージを天真爛漫に飛びはねるその姿に、会場から声援が上がった。

オープニング・アクトを経て、トップバッターの登場。「なんだこれくしょん」のにぎやかなお囃子にのせ、ダンサーと登場したのは、今年で3年連続登場のきゃりーぱみゅぱみゅ。初回はオープニング・アクトだった彼女。そこからの快進撃はご存じの通りで、今年はその歌を聴かない日がないほどだ。「わたしのライブはお客さんの参加型のスタイルです」と、「にんじゃりばんばん」など振り付けをレクチャーしながら、キラーチューンを連打していく。国内外でライブ経験を積んでパフォーマンスや観客とのやりとりも密度が濃くなっていて、とても頼もしい。

次なるアクト、2PMは登場前から悲鳴にも近い歓声が巻き起こった。今年はアリーナツアーの他、東京ドーム公演も成功させ、日本と韓国とを行き来した彼らだが、このステージが年内日本での最後のライブ。メンバーも、ファンも、相当力が入っている。キレのあるダンス・チューンでジャケットを翻せば歓声が、ネクタイを外し、それを使ってパフォーマンスすればさらなる歓声がと、惜しみなく盛り上げていく。今回はジュノが映画撮影の為に出演できなかったが、その分5人で歌もMCも饒舌に、かつ山下達郎「クリスマス・イブ」をカバーするなど、スペシャル感も満載だった。「メリークリスマス!」と、気の早い「あけましておめでとう!」の言葉で熱いステージを締めくくった。

イベントも中盤、ここからはパーティ・アクト2組が登場した。まずは、蒲田出身の3人組シクラメン。ドラマ主題歌となった「マナザシ」と、「100年の初恋」という、いずれもグッド・メロディの楽曲を披露。3人それぞれキャラクターのちがうヴォーカルを聴かせ、歌もエモーショナルな内容ながら、その隙間から人懐こさが顔を覗かせる。短い時間ながら、会場はほっこりとあったかな雰囲気で包まれた。

一転し、爆音でド派手なロックチューンをぶちあげたのがBACK-ON。新曲の「ニブンノイチ」や、来年リリース予定の「wimp」をいち早くショートバージョンでお披露目し、強力なダンス・ロックでガンガンと会場の温度を上げていった。

いよいよイベント後半、最高の笑顔を届けてくれたのが、ケラケラ。1曲目は、ケラケラの名刺曲である「スターラブレイション」。紅一点VoのMEMEのキュートでパワフルな笑顔とハイトーン・ボーカルは、ビタミン剤のように体に巡る。こんな大舞台は初めてとはいえ、歌でMCでフレンドリーに観客の心を掴み、一斉にタオルを回させてしまうライブ・バンドたる腕っ節にはびっくり。デビューして約10カ月、丁寧にライブを重ねてきたのがよくわかる。聴いた人を笑顔にし、友達のようでありたいとつけたバンド名にふさわしい、ポジティヴなステージだった。

クールな衣装で颯爽と登場した、JASMINE。ボリューム感満点のEDMサウンドで、伸びやかな高音ヴォーカルを響かせて、観客にフィジカルに訴えかけつつ、歌詞はやけにリアルなイマドキ感でガンガンと攻める。トゥーマッチだけど、それが面白い。「私からのクリスマス・プレゼント」と、「Weekend High」を披露し、また新曲「Countdown」でさらにアッパーに盛り上げる。大きなステージは初めてというが、堂々たるパフォーマンスで観客を煽るなど、肝の据わったガールズ・パワーで魅せた。

サイレンが響きわたり、真っ赤な照明がステージを照らし出すなか登場したのは、SPYAIR。緊張感たっぷりのオープニングからそのまま怒涛のアグレッシヴ・ナンバ「OVERLOAD」「現状ディストラクション」とスピードを上げ突き進んでいく。「遊ぼうぜ、代々木!」というIKE(Vo)の声に、観客はジャンプをし、手拍子やシンガロングをし、ぐるぐるとタオルを回す。スラッガー的な、スケールの大きな曲はこうしたアリーナ会場に映える。タフなプレイで会場を熱くさせる、好調なバンドの今を感じるライブだった。

3日間の大トリを務めるのは、ゆず。大歓声と手拍子に迎えられ、「虹」でスタートしたライブは、ヒットチューン満載で歓喜の嵐となった。「代々木、元気ですか!……あれ、ちょっと疲れてきてる?」と笑いも誘いながら、観客の心を掴み、北川・岩沢ふたりのハーモニーでK.O.というリズミカルなステージで、あっという間にワンマンライブのような一体感を生んでいくのは、さすがのワザ。なおかつ観客の前では初披露の新曲「表裏一体」や、岩沢はサンタ帽を、北川はトナカイのきぐるみをかぶって、「夏色(X’mas ver.)」を聴かせたりと、イベント感たっぷりで大トリとしてきっちり締めてくれた。アンコールでは、この曲をきぐるみかぶって歌っていいのかな」と苦笑いしながら、アテネ五輪のテーマソングであった「栄光の架け橋」を披露。未来の五輪会場にも最高のギフトを届けた、最高のライブだった。

この日の模様は大晦日と元日にアメーバピグでリピート放送され、またJ:COMでも後日オンエアを予定している。


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