アデル、恋人のリッチ・ポールを“夫”と呼びファンからのプロポーズを断る

　自身の米ラスベガス常設公演【Weekends With Adele】の27回目の週末に、アデルがファンからのプロポーズを断り、ボーイフレンドのリッチ・ポールを“夫”と呼んだことから、極秘結婚したのではともっぱらの噂だ。

　それはあっという間の出来事だった。客席での1対1の場面で、女性ファンがアデルに“結婚してもらえませんか”と話しかけた。するとアデルは、「結婚できないよ、私はストレート（異性愛者）なんだから、マイ・ラブ。それに今夜は夫がここにいるんだ」と答えた。ファンが結婚を試してみないかと迫ると、アデルは陽気に、「嫌だ試すなんて、私はリッチと一緒なの。あなたおかしいよ、ほっといて」と答え、会場は笑いに包まれた。

　2021年にアデルは米スポーツ・エージェントのリッチ・ポールと交際を始めた。慈善事業家サイモン・コネッキとの離婚後、初めて公に確認された長期的な交際だった。元夫との離婚は、アデルが初めて嘆願書を提出した2019年から3年後に成立した。米ビルボードはアデルの代理人にコメントを求めている。

　このようにラスベガス常設公演で数々の話題を提供してきたアデルだが、数週間前（8月26日）にはパフォーマンスを中断し、立ってコンサートを楽しんでいたファンを何度も煩わせた警備員を叱責した。彼女はステージから、「どうしてあなたたちは彼にちょっかいを出してるの？放っておいてあげて、お願いだから」と警備員に呼びかけ、そのファンに、「彼らはもうあなたにちょっかいを出さないからね、ダーリン。ショーを楽しんでね」と話しつつ、もう一度「放っておいてあげて」と警備員に釘を刺した。

　米ラスベガスのザ・コロシアム・アット・シーザーズ・パレスで開催中のアデルのレジデンシー公演【Weekends With Adele】は11月4日まで行われる予定だ。これまでアデルは米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”に25曲が入っており、その内「ローリング・イン・ザ・ディープ」（7週）、「セット・ファイア・トゥ・ザ・レイン」（2週）、「イージー・オン・ミー」（10週）を含む5曲が首位を獲得している。同アルバム・チャート“Billboard 200”では、2011年の『21』（24週）、2015年の『25』（10週）、2021年の『30』（6週）と3作が1位を獲得している。