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キャット・パワーが、2022年11月5日にレコーディングされたロイヤル・アルバート・ホールでのコンサート音源を収録したライブ・アルバム『Cat Power Sings Dylan: The 1966 Royal Albert Hall Concert』を2023年11月10日にリリースする。
本作はアルバム全体が一つのコンサートをカバーしたユニークな作品となっている。キャット・パワーがカバーしたのは、ボブ・ディランが1966年に行った音楽史上最も伝説的なコンサートの一つ。英マンチェスターにあるフリー・トレード・センターで録音されたものだったが、誤った表記で60年代末に出回った海賊盤のおかげで『ロイヤル・アルバート・ホール』として長い間広く知られるようになった。ショーの途中でアコースティックの編成からエレクトリックを取り入れたバンド編成に切り替えたボブ・ディランが、フォーク原理主義者のファンから「ユダ!」(裏切り者)と叫ばれ、ロックンロールの歴史の流れを変えたと言われている。その後公式盤としてもリリースされたこの作品は、最も偉大なライブ作品の一つとして語り継がれている。
キャット・パワーは、「他のどのソングライターの作品よりも、ディランの曲は、私が5歳の時に初めて聴き始めて以来、私に語りかけ、私にインスピレーションを与えてきた」と話している。
また、先行公開された「She Belongs to Me」については、「過去に“She Belongs To Me”を歌ったとき、一人称にして歌うことがあった。“I am an artist, I don’t look back”って(原曲の歌詞は「She’s an artist, she don’t look back」)。本当にそう思ってたから。だけどロイヤル・アルバート・ホールでのコンサートでは、もちろんオリジナルと同じように歌ったわ。曲自体と偉大な作曲家への敬意を込めてね」と説明している。
同じく先行公開された「Ballad of a Thin Man」では、キャット・パワーのヴォーカルが、ソウルフルに響き渡り、それでいてスリリングさも纏っている。オリジナル・コンサートで最も有名な瞬間にちなみ、「Ballad of a Thin Man」が始まる直前に観客が「ユダ!」と叫ぶと、キャット・パワーはそれに応えてイエスの名を静かに唱えた。
『Cat Power Sings Dylan: The 1966 Royal Albert Hall Concert』の国内流通仕様盤CDには解説と歌詞対訳が封入され、LPは通常盤(ブラック・ヴァイナル)に加え、限定盤(ホワイト・ヴァイナル)の2形態で発売される。
◎リリース情報
アルバム『Cat Power Sings Dylan: The 1966 Royal Albert Hall Concert』
2023/11/10 RELEASE
Photo: Inez & Vinoodh
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