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あいみょん/関ジャニ∞/リーダーズら出演 【ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2023】8/12まとめレポ

 ロッキング・オン・ジャパンが主催・企画制作する日本最大の野外ロックフェスティバル【ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2023】(以下【RIJF】)が、千葉市蘇我スポーツ公園にて8月5日、6日、11日、12日、13日の5日間にわたって開催された。

 2022年に開催地を千葉県蘇我に移した【RIJF】。蘇我での開催2年目となる今年は、計4つのステージに全108組のアーティストが出演した。本記事では、4日目となる12日の模様を厳選してレポートする。

 昼下がりの【RIJF】に登場したのは、「オトナブルー」のバイラルヒットにより、人気急上昇中の新しい学校のリーダーズだ。舞台となった<HILLSIDE STAGE>には、隣接する<PARK STAGE>が埋まるぐらいの人が集まり始める。炎天下の中、SUZUKAのメインボーカルに乗せて、RIN、MIZYU、KANONと共に繰り広げられる独創的なダンスが魅力的だった。

 「青春を切り裂く波動」のオタ芸から、「Pinapple Kryptonite (Yohji Igarashi Remix)」の波長が合った高速パフォーマンスなど、大きな歓声が巻き起こる。その様子を見たSUZUKAは「我々、5年ぶりの【RIJF】。当時はもっとヤングでした。この景色を見て、少しは大きくなったんじゃないかと実感しております」と一言。その後も灼熱のライブが展開されていき、「火照ってきて、いやらしい気分になってきたわ。私って大人っぽい?首がうずうずしてきちゃった」という振りから「オトナブルー」へ。最後は「我々の熱い青春ソング。このクソ暑い夏をぶっ飛ばしていこうと思います!」と「迷えば尊し」で締め括った。

 「【RIJF】に10年以上出ていますけど、今年が一番最高です!」と川上洋平(Vo./Gt.)が語っていたように、[Alexandros]のステージは業火の如く燃え上っていた。ロックチューンの「Waitress, Waitress!」「Starrrrrrr」などを投下していき、序盤から全力で盛り上げていく。歓声を身に染み渡らせ、「久々にみなさんの声を聴けて嬉しい。なので、イヤモニをここから外します」と戦闘態勢に入った[Alexandros]。その後、西日が川上を照らす中、弾き語りで披露された「Adventure」では、アコースティックギターとステージ全方位に響く圧倒的な歌唱力に酔いしれることができた。

 すると、スペシャル・ゲストとして、事務所の後輩であるWurtSが登場。コラボ楽曲「VANILLA SKY (feat. WurtS)」を披露して観客を楽しませていく。今回のステージで最大の盛り上がりを見せてくれたのが「ワタリドリ」だった。川上が大合唱を促し、観客も全力でジャンプしていき、フロアが振動を起こしていった。

 昨年【RIJF】に初出演する予定だったが、惜しくも台風の影響で開催中止を受けた関ジャニ∞。満を持して今回、一年前から「次に繋げていきたい」と活動してきた彼らの想いが実った。ライブが始まると、「ズッコケ男道」「無責任ヒーロー」などの代表曲をロックアレンジで届ける。さらには、安田章大(Gt.)のギターソロ、丸山隆平(Ba.)のスラップソロなど、ロックバンドとしての真価を発揮する関ジャニ∞。一方で「オモイダマ」では全員がマイクを持ち、グループとしての一面も披露していった。

 途中のMCでは、村上信五(Key.)が「デビューして19年経つと一通りあらゆることを体験するのですが、【RIJF】という初めての体験を本当にありがとうございます!」と感謝の言葉を述べる。「喝采」「勝手に仕上がれ」と連投していく中、「最後に一曲だけ!」と演奏された「T. W. L」では、観客が笑顔でタオルを振り回し、大盛況だった。エンターテインメントの最前線で走ってきた関ジャニ∞の盛り上げ方は流石としか言いようが無い。そんな彼らは「あなたたちは私のメンバーだ!」とステージを後にした。

 <LOTUS STAGE>の大トリを務めたのが、あいみょんだ。ライブは、アップテンポなナンバー「貴方解剖純愛歌~死ね~」から幕が上がった。手拍子が鳴り止まず、「空の青さを知る人よ」「今夜このまま」と間髪入れず楽曲を展開していく。夜風の気持ちいいステージに、しんみりとあいみょんの歌声が響いていった。照明が曲調に合わせて移ろう様も面白い。

 「ほんまに暑い中、残っていただきありがとうございます」と挨拶した後は、ロックな「彼氏有無」へ。「歌詞間違えたー!」とライブならではのハプニングもありながら、テンポ良く楽曲が披露されていった。最後のMCでは、「楽しかったですか!?また来年も再来年も戻ってきていいですか!?」という問いに、観客は大きく拳を上げて答える。そして「この曲でみんなと歌えるのを楽しみにしていました!思い残すことがないよう、みんなと過ごせたらと思います!」と告げると、「君はロックを聴かない」を全員で歌い上げ、【RIJF】4日目の幕を下ろした。

◎イベント情報
【ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2023】
2023年8月5日(土)、6日(日)、11日(金・祝)、12日(土)、13日(日)
千葉・千葉市蘇我スポーツ公園

<8/12セットリスト>
■新しい学校のリーダーズ
01. 青春を切り裂く波動
02. 最終人類
03. Free Your Mind
04. マ人間
05. Pineapple Kryptonite (Yohji Igarashi Remix)
06. オトナブルー
07. NAINAINAI
08. 迷えば尊し

■[Alexandros]
01. Dracula La
02. Waitress, Waitress!
03. Starrrrrrr
04. Kick&Spin
05. Adventure
06. VANILLA SKY (feat. WurtS)
07. 閃光
08. ワタリドリ

■関ジャニ∞
01. ズッコケ男道
02. 無責任ヒーロー
03. 未完成
04. ふりむくわけにはいかないぜ
05. 象
06. NOROSHI
07. オモイダマ
08. 喝采
09. BOY ’23
10. ハライッパイ
11. 勝手に仕上がれ
12. LIFE ~目の前の向こうへ~
13. T.W.L

■あいみょん
01. 貴方解剖純愛歌~死ね~
02. 空の青さを知る人よ
03. 愛を伝えたいだとか
04. 今夜このまま
05. ハート
06. マリーゴールド
07. 愛の花
08. 彼氏有無
09. ふたりの世界
10. 夢追いベンガル
11. さよならの今日に
12. 君はロックを聴かない

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