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レゲエを日本の音楽シーンに根付かせた立役者のひとりであり、老若男女に愛される楽曲をこれまでいくつも生んできたMINMI。デビュー20周年を記念したニューアルバム『essence』を9月21日にリリースする彼女が、その豪華な詳細とジャケット写真を発表した。
本作は、デジタル配信のみだったシングルベスト13曲をフィジカル化+未発表新曲8曲(うち1曲はフィジカルのみボーナス収録)をパッケージ。CD2枚組/Pケース24Pブックレット(オールカラー)といった形態でリリースされるのだが、参加アーティストも豪華なラインナップとなっている。
「花火」DOZAN11 a.k.a三木道三
「Gi mi di riddim」RED SPIDERプロデュース、ジャパニーズマゲニーズ
「Bam Bam」775
「GIFT」CHEHON
「Good Good」晋平太、SIMON JAP
「JUMP UP」 KENTY GROSS、APOLLO
「麻の中の蓬」 RED SPIDER、三木道三、APOLLO、KIRA、KENTY GROSS、BES、NATURAL WEAPON
「never give a」 Lakopo
※「Gi mi di riddim」「花火」などMV公開中
また、株式会社NTTドコモ“カーボンニュートラル活動”タイアップソングB「未来へ」や、環境省“つなげよう、支えよう森里川海プロジェクト”ギフトソング「MOTHER EARTH ~森里川海のうた~」、NHK BS1ドキュメンタリー番組『ザ・ヒューマン~アートの力でスラムを救え!美術家 長坂真護~』エンディング曲「月」といったタイアップ曲に加え、かつてNujabesと制作し、アニメ『サムライチャンプルー』EDテーマとして大ヒットした名曲の英語バージョン「Shiki no uta(Tribute to SamuraiChamploo)」も収録される。(※『essence』全収録曲リストは文末記載)
さらに、8月21日(月)には、新しくオンラインストアがオープンする。その名も「Freedom shop」。詳細は後日発表となるが、オープンと同時にニューアルバム『essence』の受注受付スタートするのも必見だ。
オンラインストア限定の豪華盤は、アルバムに加えて、LIVEストリーミング約60分(shopifyサイト内)+未公開MV、Shopify限定Tシャツ(サイズ:XXL)、ライナーノーツBOOKを『essence』記念BOXに同梱しお届けする。20周年の集大成、そして21年目のスタートを飾るに相応しい豪華内容となっているので、ぜひチェックしてみてほしい。
そして【Freedom BAY 2023 千葉】第2弾アーティストも発表。昨年開催された【FREEDOM 青空 2022 淡路島】にも出演しているDOZAN11、GADOROに加え【Freedom】初参戦となるJ-REXXXの3組が登場する。こちらもお楽しみに。
◎MINMI『essence』オフィシャルインタビュー
<枠に捕らわれずにいろんな挑戦をさせてもらった結果>
--5年ぶりのオリジナルアルバム『essence』。ご自身では、どんなアルバムに仕上がったなと感じていますか?
MINMI:「本質」という意味のタイトルを付けたように、今の自分にとてもしっくり来るアルバムに仕上がったと感じています。あとは、音楽性の振り幅があるタイプだと元々思っていたんですけど、本作は今までで最も音やジャンルの種類がひとつに縛られていない。すごく多様性のあるアーティストだなと、改めて自分でも感じました(笑)。それは、この5年のあいだに日本やアメリカで様々な出会いがあって、様々な制作をしてきたからだと思います。また、LAに移住したこともあり、日本のポップスの枠に捕らわれずにいろんな挑戦をさせてもらった結果でもあるのかなって。
--それが『essence』のあらゆる方向に振り切れた楽曲群に繋がっていったわけですね。ちなみに、生活的にも音楽活動的にも慣れ親しんだ日本を飛び出し、アメリカを拠点にすることに不安はなかったんでしょうか?
MINMI:1000%不安でした(笑)。知り合いのアーティストにも「よくそんなことできるね」と言われましたし、自分でもアホだなと思います。それでも渡米することにしたのは、子供が「アメリカに行きたい」と言っていたり、運命的に挑戦する方向へ導かれているのかなと思ったからなんですよね。で、今振り返ると、そういうアホな選択ができるって素晴らしいなと思うんですよ(笑)。挑戦って「結果が伴わないと失敗」と考えがちですけど、仮に自分の算段と違う状況になったとしても「挑戦する」そのプロセス自体に価値がある。挑戦は人を成長させるし、見えなかったことが見えてきたりもするじゃないですか。
--ゆえに何も無駄にならないし、実際にその挑戦によってこれだけ多様性溢れる音楽をMINMIさんは創れていますからね。
MINMI:デビュー曲「The Perfect Vision」を書いたときって、山に登頂した瞬間を成功と捉えていたんです。でも、あれから様々な経験をして、いろんなことを感じた今は、山に登っている最中こそが「すごくしあわせなことなんだな」って。頂上を目指して奮闘したり、そこで一喜一憂することが何より大事だと捉えられるようになったんです。なので、海外に出て不安もあるんだけど、とりあえず登ろうとしている今を有難く感じているし、だからこそ『essence』のようなアルバムを創れたんだと思いますね。
<まわりに合わせるんじゃなくて、もっと自分を出していいんだ>
--先ほど「様々な出会いがあって、様々な制作をしてきたから」今回のアルバム『essence』が出来たと仰っていましたが、その過程で新たにどんな音楽性を手に入れられたと感じていますか?
MINMI:アルバム『essence』に収録されている「imacoco」や「Find me」「Light it up」「never give a feat.Lakopo」「渡り鳥」などはアメリカで活動している人たちと一緒に創ることができて、それによってサウンドの世界観が広がったんですよね。歌詞に関しても英語を多用して日本のリスナーだけじゃなく、世界中の人たちへ向けて発信していく。そうしたヴィジョンの広がりを持たせられたと思います。海外はポップスの定義がすごく広くて。例えば、チルなゆったりとした曲や、クラシックやカントリーの要素が強い曲。そうした現行の流行りに則っていない音楽をアーティストが表現していて、それもポップスとして受け入れられているから「こうあるべきだ」という概念を私も取っ払うことができて。その影響は、クラシック系の「月」をはじめ、様々な曲に反映されていると思います。
--日本におけるポップスは「誰もが親しめる曲、口ずさめる曲」みたいな概念にまだ捕らわれているところがあるかもしれませんが、たしかに今回のアルバムはもっと自由なマインドで創られていますよね。
MINMI:日本だけで音楽活動をしていたときは「私がこんな眠たくなるような曲を出したら、みんな「あれ、思ったのと違うな」と思うかもしれない」みたいなことを考えちゃっていたんですよ。受け取る人の気持ちを汲みながら制作していたことが多かったと思うんですけど、アメリカの場合はアーティストがやりたいことを思いっきり表現して、それをリスナーのみんなが楽しんでいる。そういう音楽やアートに対する楽しみ方が一般的になっているので、どのアーティストも自然と個性的になっていく。その価値観を私もすごく吸収した気がします。それによって「自分は自分のままでいいんだ」と今まで以上に確信できました。まわりに合わせていくんじゃなくて、もっと自分を出していいんだなって。
--音楽家としてひとつの解放ですね。
MINMI:そうですね。ただ、私のファンは「今までもそれぐらい自由にやってくれてよかったんだよ」って言いそうなんですよ(笑)。今回の『essence』に収録している既存曲も喜んで聴いてくれていましたし。だから、結局は自分がまわりの目を気にしていただけなんですよね。でも、そこから解放されたからこそ『essence』のようなアルバムが出来たんだと思います。
<これが日本の尊さなんですよ!>
--そのアルバム『essence』。配信だけでなくフィジカルでリリースしたいと思った理由などありましたら聞かせて下さい。
MINMI:日本人は今でも形あるものを大事に思える。私はこれを素晴らしい特性だと思っているんです。時代がすべてデジタルに向いたときは「CDを出すなんてもうナンセンス」「物として置いておくなんてかさばるし、合理的じゃない」みたいな考えが蔓延しましたけど、今でもCDが売れる日本を私は尊いと思っていて。特に私のファンの方々は「CD出してくれないの?」と言ってくれたりしますし、それがすごく嬉しくて。なので、ミュージックビジネスとしてと言うよりは、そうやって形あるものを大事にしてくれるファンの為にCDアルバムをお届けしたいなと思いました。
--素敵な話ですね。
MINMI:それこそアメリカは何でもデジタルで、キャッシュレスだし、何もかも“レス、レス”で。とても合理的な国だなと感じるんですけど、日本の良さって「すべてをテータに委ねたくない。物質的なぬくもりを感じていたい」みたいなところだと思うんですよね。それを「日本、遅れてる」と言う人もいますけど、私は時代が変わっても物に対する愛着を失わない日本が好きだし、誇るべき長所だと思うんです。何もかも“レス、レス”じゃない、合理性だけじゃない価値観。「これが日本の尊さなんですよ!」と私は言いたいです(笑)!
--ゆえの手に取れるアルバム『essence』なんですよと。
MINMI:そうなんです! それぞれ曲順に拘った2枚組になっていたり、ジャケットや歌詞カードもデジタルでは楽しめない物になっています。なので、皆さん、ぜひぜひ手に取って『essence』を堪能してみてください!
Interviewer:平賀哲雄
◎リリース情報
20周年記念アルバム『essence』
2023/9/21 RELEASE
DISC1 月の歌 Tsuki no uta
01.Find me
02.essence
03.Gi mi di riddim feat.MINMI & ジャパニーズマゲニーズ /RED SPIDER
04.Bam Bam feat.775
05.GIFT feat. CHEHON
06.Single Mother
07.MOTHER EARTH ~森里川海のうた~
08.Light it up
09.花火 feat. 三木道三
10.Tsuki
DISC2 空の歌 Sora no uta
01.JUMP UP MINMI / KENTY GROSS / APOLLO / RED SPIDER and XLII
02.C lover
03.Good Good rap ver. feat. 晋平太 / SIMONJAP
04.never give a feat.Lakopo
05.imacoco feat.T-SPICE
06.渡り鳥
07.Shiki no uta(Tribute to SamuraiChamploo)
08.麻の中の蓬
09.タイムカプセル
10.未来へ
11.C lover remix
・通常盤
CD2枚組/Pケース24Pブックレット(オールカラー)
チェーン店特典:ステッカー(各店別デザイン)
MSBU-001/002 3,690円(tax in)
・Shopify 通常盤
CD2枚組/Pケース24Pブックレット(オールカラー)
MSBU-001/002 3,690円(tax in)
・Shopify豪華盤
CD2枚組/Pケース24Pブックレット(オールカラー)
MSBU-001/002 15,000円(tax in)
豪華盤特典:
01.アルバム
02.LIVEストリーミング約60分(shopifyサイト内)+未公開MV
03.Shopify限定Tシャツ(サイズ:XXL)
04.ライナーノーツBOOK
05.『essence』記念BOXに入れてお届け
・デジタル盤
2,241円(tax in)
◎イベント情報
【OHKA HOLDINGS presents Freedom BAY 2023 千葉】
2023年10月15日(日)千葉ポートパーク 円形芝生広場
OPEN/START 11:30(終演 19:00)※雨天決行/荒天中止
https://chiba-portpark.com/
主催:MASTERBEAU / OHKA HOLDINGS
先行チケット NOW ON SALE
https://l-tike.com/st1/freedombay2023/Tt/Ttg010agreement/index
◎第2弾アーティスト動画
https://youtu.be/Runnbi1MPss
◎公式Instagram
https://instagram.com/freedomfes
◎公式Twitter
https://twitter.com/freedom_fes
◎MINMIプロフィール
大阪府出身。シンガソングライター。幼少からピアノを弾き始め、96年頃から大阪のレゲエやHIPHOP のクラブで歌い始める。2002年8月21日に1stシングル『The Perfect Vision』が売上50万枚を突破する快挙を成し遂げ鮮烈的なデビューを飾り、翌年(2003年)リリースの1stアルバム『MIRACLE』は60万枚のセールスを記録し、日本の音楽界にその名を轟かせた。
ライブパフォーマンスの評価も、96年頃にクラブで歌い始めた当初から高く、2015年にはフェス最多出演女性アーティストになった。また、自身が主催する大型野外フェス【FREEDOM】は人気の野外フェスのひとつととして成長し、2022年の淡路島に続き、2023年は10月15日に千葉ポートパークにて“自然・仲間・音楽”をコンセプトに開催される。
デビュー21周年を迎え、ひとりの女性アーティストとしてのLIFE(人生) のEssence(本質)を凝縮し、表現した通算21作品目となるアルバムを発売しアーティストキャリアを30周年に向けスタートさせる。
◎MINMI’s channel – YouTube –
https://www.youtube.com/channel/UCn4LkY59XCf1Xh6i_SrndOg
◎MINMI SNS
https://linktr.ee/minmi33
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