ザ・ウィークエンドが正式にテレビ業界に参入したが、音楽をリリースするスピードは落ちないようだ。
ここ数か月、物議を醸していた、ザ・ウィークエンドことエイベル・テスファイが共同制作・共同監督を務める米HBOの新ドラマ・シリーズ『THE IDOL／ジ・アイドル』の第1話が現地時間2023年6月4日についに放送となった。同シリーズには、ザ・ウィークエンドに加え、リリー=ローズ・デップ、BLACKPINKのジェニー、トロイ・シヴァン、ダン・レヴィ、モーゼス・サムニーらが出演しており、充実のサウンドトラックも話題となっている。
現地時間6月7日、ザ・ウィークエンドはインスタグラムに「最終話までに“IDOL”のサウンドトラックをリリースしようと思っていましたが、テンションが上がってるので……代わりに、毎週エピソードごとに新曲をリリースしたいと思います」とキャプションに綴った。その後、彼はTwitterに「今週木曜日の夜に2曲をリリースします。でも、第2話の放送は今週日曜日のままです」と投稿した。
『THE IDOL／ジ・アイドル』のサウンドトラックから最初の数曲は、ザ・ウィークエンドの歌声を聞くことができたが、これらの新曲は少し違うものになりそうだ。新曲2曲のうち1曲目の「The Lure」は、サム・レヴィンソンが共同クリエイター・監督を務める同シリーズのテーマ曲となっている。2曲目の新曲は「World Class Sinner」と題されており、リリー=ローズ・デップが演じる架空のポップ・センセーションであるジョセリンによる最初の曲となる。
ここ数か月間、ザ・ウィークエンドはマドンナとプレイボーイ・カルティとコラボした「ポピュラー」や米ビルボード・ソング・チャートで最高18位にランクインしたフューチャーとの「ダブル・ファンタジー」など、『THE IDOL／ジ・アイドル』のサウンドトラックから数曲を発表している。現在までに、彼は7曲でHot 100首位を獲得し、アルバム4枚が米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で1位に輝いている。