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昨年3月、コールドプレイは大規模なワールド・ツアー【ミュージック・オブ・ザ・スフィアーズ】のために、非常に野心的な環境目標を設定した。彼らの包括的な目標は、二酸化炭素排出量を2016~2017年の【ヘッド・フル・オブ・ドリームズ】スタジアム・ツアーと比較して50%以上削減することだった。
現地時間2023年6月2日に出された声明で、コールドプレイは、【ミュージック・オブ・ザ・スフィアーズ】ツアーのCO2排出量は前回のツアーより47%減少し、これまでに500万本の木を植えたと述べている。この数字はこれまでに販売した700万枚のチケットにつき、およそ1本となる。
この声明には、「【ミュージック・オブ・ザ・スフィアーズ】を最初に発表したとき、私たちはできるだけ環境に有益なものにし、(ショーのプロダクション、貨物、バンドやスタッフの移動による)直接的な炭素排出量を50%削減しようと考えていました」と記載されており、データはMIT Environmental Solutions Initiative(ESI)のジョン・E・フェルナンデス教授によって客観的に評価し、検証されたとしている。
この数字は「良いスタート……そして我々の素晴らしいクルーが非常に誇りに思うべきもの」であるものの、まだ改善の余地があることは間違いないとバンドは述べている。声明は、「ツアーの2年目に入った今、私たちは100%再生可能エネルギーを可能な限り効率的に使用できる電気バッテリー・システムからショー全体(音響、照明、レーザーなど)を動かすようになりました。私たちはできる限り電気自動車や代替燃料を使用し、廃棄物やプラスチックの使用量を最小限に抑えています」と続いている。
また、目標を達成させてくれたスタッフに感謝すると共に、エクササイズ・バイクやキネティック・ダンスフロアを使用してステージ・バッテリーの充電に協力したファンや、徒歩、自転車、ライド・シェア、公共交通機関を利用してライブに足を運び、詰め替え用の水筒を持参し、各公演後にLEDリストバンドの返却に協力した人たちに感謝した。
バンドは声明で、「そして、来ていただいただけで木が植えられ、The Ocean CleanupやClientEarth(環境を守る弁護士チーム)など、さまざまな環境団体を支援することができました。皆さん、ありがとうございます。来年の今頃は、(さらに)大きく改善されていることを期待しています」と感謝している。
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