2023年1月9日に公開されたポッドキャストのインタビューで、新しいマーベル・シネマティック・ユニバース（MCU）におけるハリー・スタイルズが演じるキャラクター、スターフォックスの将来についてマーベルの幹部が予告した。
米デッドラインの『Crew Call』ポッドキャストで、2021年の映画『エターナルズ』の終わりにサプライズで登場したハリーのカメオ出演は“単なる人目を引くための行為”だったのかという司会者の質問に対し、映画プロデューサーのネイト・ムーアは、「（ハッシュ）タグのためにハリーをキャスティングしたわけではないですよ」と、笑いながら述べた。
ムーアは、スターフォックスについて“自分がちょっと過剰なくらい好意的に感じているキャラクター”と表現し、『エターナルズ』のクロエ・ジャオ監督がほぼ独断でハリーに役を与えたことを明かした。「クロエはハリー・スタイルズの大ファンなんです」と彼は語り、「僕はいつも、“エロス（スターフォックスの別名）はどう、彼はすごくクールだよ”と提案していたんですね。すると彼女が、“ハリー・スタイルズだね”って言いだして、僕は“本気？”って感じで。彼女が取り憑かれたように彼を追いかけて、映画に出演させたんです」と彼は語っている。
「でもあのキャラクターにはもっと語られるべき物語があります」と彼は続け、「彼は魅力的です。サノスと実に興味深いつながりを持っています。彼らは異母兄弟で、同じ父親を共有しています。彼は興味深い能力の数々を持っていて、複雑なキャラクターですが、本当に楽しいキャラクターです。ハリー・スタイルズに会ったことがありますが、彼はそうあってほしいと望むとおりのチャーミングな人物です。そして、あのキャラクターを復活させれば、その人気は無限大に広がると思います」と述べた。
『エターナルズ』への出演以来、ハリーはオリヴィア・ワイルド監督のSFスリラー『ドント・ウォーリー・ダーリン』や、ゲイ・ロマンスを描いた『僕の巡査』などの映画で演技力を発揮し続けている。