エンターテインメント・ウェブマガジン
楽曲を中心に、アニメやコミック、ステージ、3DCGライブなど、様々な表現方法を通して世界を広げ、カルチャーシーンのなかで大きな注目を集める音楽原作キャラクターラッププロジェクト「ヒプノシスマイク」。9月3日から2023年1月まで全国各地で行われる「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-8th LIVE 《CONNECT THE LINE》」は、イケブクロ・ディビジョン、ヨコハマ・ディビジョン、シブヤ・ディビジョン、シンジュク・ディビジョン、ナゴヤ・ディビジョン、オオサカ・ディビジョンという架空の6区画(ディビジョン)ごとに、ワンマン形式でのライブが行われる。本稿では11月26日、27日の2日間にわたって名古屋国際会議場(センチュリーホール)にて行われた、ナゴヤ・ディビジョン“Bad Ass Temple”のライブ「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- 8th LIVE ≪CONNECT THE LINE≫ to Bad Ass Temple」のDay2をレポートする。
オーディエンスの手にするサイリウムやリングライトなどで、Bad Ass Templeのディビジョンカラー一色に染まった名古屋国際会議場の客席。そしてステージにはヒプマイのバックDJを務めるDJ U-ICHI(HOME MADE 家族)が登場。ヒプマイ楽曲のDJミックスに続いて、ヒプマイの専属ライブダンスチームであるディビジョン・ダンス・バトルのダンスパフォーマンスが披露され、その期待と熱気を高めていく。
そしてステージにはBad Ass Templeのメンバーである波羅夷空却役の葉山翔太、四十物十四役の榊原優希、天国獄役の竹内栄治が登場し、大きな拍手に包まれる中、ライブは「Survival of the Illest +」や「Glory or Dust」など、ヒプマイのメインキャスト18名による楽曲のBad Ass Templeバージョンがメドレーで披露され、リスナーにもこの日がナゴヤのソロライブであることを強く意識させる。
紫雲が立ってんな!」というシャウトから、「でらすげぇ宴」「R.I.P.」とディビジョンのソロ楽曲を披露する3人。そしてMCではそれぞれが演じるキャラクターと、自身の地声を織り交ぜた言葉で会場、配信、ライビビューイングのオーディエンスに挨拶をした。
そのままライブは、メンバーがソロを取るパートに展開。名古屋を拠点にするHOME MADE家族のKUROが作詞を手掛けた獄のソロ「One and Two, and Law」では、Bad Ass Templeのメンバー3人がボックスやツイストのステップを踏むキャッチーさと、竹内のハードなラップと歌詞の両側面で見せる。ロッキッシュな楽曲を、マイクスタンドを立てた榊原がエモーショナルに歌い上げる「月光陰 -Moonlight Shadow-」は、十四の繊細さがよく現れていた。そして名古屋から登場し、日本のラップシーンで20年以上に渡って活躍するSEAMOが作詞を手掛ける空却の「Young Gun of The Sun」は、ミクスチャー的な楽曲を明るくパフォーマンスする葉山によって、会場は強い一体感に包まれた。
DJ U-ICHIのBad Ass Temple楽曲DJミックスとディビジョン・ダンス・バトルのショーケースに続き、ゲストライブには「開眼」の作詞を手掛けたアフロと、ギターのUKによるデュオ:MOROHAが登場。「革命」では「俺もそう思うよ、十四。諦めない!革命起こす幕開けの夜!」と、この日のライブならではの言葉を込めパフォーマンス。MCでは「このヒプマイの世界をもっと知りたいと思って、一人でコラボカフェに行った」と話すアフロ。その中で感じた手応えや感情を伝えるメッセージには、ファンから大きな拍手が上がった。そして家族への思いを歌った「ネクター」でMOROHAのライブは閉じられた。その圧倒的な熱量の強さと人の心を動かす力は、落涙しながら登場した葉山の姿からも感じとれたことだろう。
そしてDay2限定の特別アレンジとして、DJ U-ICHIのスクラッチが織り交ぜられた「SUMMIT OF DIVISION」、Day1のゲストとして登場したnobodyknows+が制作に加わった「Bad Ass Temple Funky Sounds」に続き、アフロが口上を述べ始まった、この日に向けての特別な構成となった「開眼」が披露され、オーディエンスの心がわし掴みにされる。アフロを交えたMCでは作曲の池永正二(あらかじめ決められた恋人たちへ)への呼びかけや、楽曲への感動をアフロに伝えるBad Ass Templeメンバー。そして「3年前の今日、Bad Ass Templeの「Bad Ass Temple Funky Sounds」がリリースされました。その日に名古屋でライブができるなんて、本当にすごいこと」と、その驚きと感謝を竹内が伝え、会場からは祝福の拍手があがる。
そして「Hoodstar +」「CROSS A LINE」など、4曲をメドレーで披露したBad Ass Temple。熱気冷めやらぬオーディエンスに、「え、終わるの?嫌だ!そう思っちゃうぐらい最高の時間でした。ありがとうございました(榊原)」「皆さんのヒプマイ愛を感じた2日間でした。胸がいっぱいです。これからも変わらず愛してください(竹内)」「これからもヒプマイは続いていきますし、皆さんの心に潤いや、大切なものを共有することができれば嬉しいです(葉山)」とメッセージし、ステージをあとにしたBad Ass Temple。「ここ名古屋だもんで味が濃いの強いのは当然」という「Bad Ass Temple Funky Sounds」の歌詞通り、それぞれの強烈なキャラクターと声のカラーを、希釈せずにそのままオーディエンスに味あわせるような強烈でパワフルなライブは、こうして幕を閉じた。
text by 高木”JET”晋一郎
photo by 粂井健太
【セットリスト】
M1:メドレー
Survival of the Illest +
ヒプノシスマイク -Glory or Dust-
Hang out!
M2: でらすげぇ宴
M3: R.I.P.
M4: If I Follow My Heart
M5: Violet Masquerade
M6:そうぎゃらんBAM
M7: One and Two, and Law
M8: 月光陰 -Moonlight Shadow-
M9: Young Gun of The Sun
DJ & Dance Bridge
DAY1 GUEST ACT「MOROHA」
M10: 革命
M11: ネクター
M12:SUMMIT OF DIVISIONS (8th Live ver.)
M13: Bad Ass Temple Funky Sounds
M14: 開眼
M15:メドレー
ヒプノシスマイク -Division Battle Anthem- +
ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- +
Hoodstar +
CROSS A LINE
【見逃し配信詳細】
新しい未来のテレビ「ABEMA」の「ABEMA PPV ONLINE LIVE(アベマ ペイパービュー オンライン ライブ)」では、12月4日(日)23:59までヒプノシスマイク -Division Rap Battle- 8th LIVE ≪CONNECT THE LINE≫ to Bad Ass Temple 2DAYSを見逃し配信中! 視聴チケット販売中なので見逃し配信でぜひ本公演を楽しもう。
■ABEMA PPV ONLINE LIVE 情報詳細ページ
https://abema-ppv-onlinelive.abema.tv/posts/37433113
J-POP2024年11月21日
ME:Iが、新曲「Tomorrow」のパフォーマンスビデオを公開した。 新曲「Tomorrow」は、「明日が、未来が、もっと楽しみになる。」という想いを込めた前向きな一曲で、株式会社ファイントゥデイによるヘアケアブランド「+tmr(プラ … 続きを読む
J-POP2024年11月21日
ドレスコーズが、ワンマンツアー【the dresscodes TOUR2025】の開催を発表した。 本日11月21日にワンマンツアー【the dresscodes TOUR2024“Honeymoon”】のファイナル公演を終えたばかりの … 続きを読む
J-POP2024年11月21日
L’Arc~en~Cielが、新曲「YOU GOTTA RUN」のミュージックビデオを公開した。 新曲「YOU GOTTA RUN」は、テレビ東京系列にて放送されているアニメ『BEYBLADE X』のオープニングテーマ。 M … 続きを読む
洋楽2024年11月21日
2024年12月26日より世界独占配信のNetflixシリーズ『イカゲーム』シーズン2に出演する新たなキャストたちが、出演が決まった当時の心境を語った。 人生を諦めかけた者たちが人生一発逆転できるほどの高額賞金を懸けて、負けたら即死の“ … 続きを読む
洋楽2024年11月21日
ブルーノ・マーズとレディー・ガガが、コラボ曲「Die With a Smile」で快進撃を続けている。8月にリリースされたこの曲は、Spotify史上最速で10億回再生を達成した。 Spotifyの公式インスタグラム・アカウントは、この … 続きを読む