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ユニバーサルが、スヌープ・ドッグの決定的な伝記映画の製作に着手した。脚本は『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』の共同脚本家ジョー・ロバート・コール、監督は『ポケットいっぱいの涙』(原題:Menace II Society)や『ダーク・ストリート/仮面の下の憎しみ』(原題:Dead Presidents)などを兄のアルバートと監督したアレン・ヒューズが務める。
2022年11月9日に発表されたこのプロジェクトには、スヌープ本人も深く関わっており、彼の過去のカタログから音楽を取り入れる予定だ。彼はまた、セーラ・レイメイカー(Sara Ramaker)とヒューズと共にこの長編映画のプロデュースを担当する。このプロジェクトは、スヌープがレイメイカーと運営しているデス・ロウ・ピクチャーズの作品第一弾となる。
スヌープは声明で、「このプロジェクトをまとめるのに長い間待っていたのは、正しい監督、完璧な脚本家、そして自分がスクリーンで描こうとしているレガシーと、残そうとしている記憶を理解できる、パートナーとして最高の映画会社を選びたかったからだ。これは聖なるマリッジだった、聖なるマカロニではなく」と述べている。
デトロイト生まれのヒューズ兄弟は、南カリフォルニアで育ち、スヌープが台頭してきた頃と同時期に上記の作品などで黒人の経験を語り、その名を知らしめた。2017年、アレン・ヒューズは、ドクター・ドレーとジミー・アイオヴィンに焦点を当てた4部構成のHBOドキュメンタリー『ディファイアント・ワンズ: ドレー&ジミー』を監督し、音楽シーンに挑んだ。
ヒューズは、「スヌープ・ドッグは、ヒップホップ界で最も国際的に愛されている人物の一人です。彼のエネルギーには、さまざまな立場の人々をひとつにする何かがあります。スヌープ・ドッグは、アーティストとしてだけでなく、人間として、そして彼のブランドとして、観客とのつながりや魅力で世代を越えてきました。彼のストーリーは本物で、本当に感動的です。彼のストーリーを語る機会を得たことで、“ポケットいっぱいの涙”から30年後のフッド(低所得者層地域を指す)に戻り、当時よりも多くのことを語ることができます」とコメントしている。
脚本担当のコールはスヌープやヒューズより一世代若く、彼らの作品に影響されながら成長し、脚本家として実績を残している。ライアン・クーグラー監督の映画『ブラックパンサー』2作品への参加や、【エミー賞】受賞のFXシリーズ『アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件』の脚本・プロデューサーを務めたことが記憶に新しい。『アメリカン・クライム・ストーリー』では脚本とプロデューサーを担当し、エピソード5「公判開始/The Race Card」の脚本で【エミー賞】にノミネートされた。
コールは、「私は“ディープ・カバー”以来、スヌープのファンです。彼の音楽とアレン・ヒューズの映画は、自分の人生に忘れがたい足跡を残しました。最も興奮するのは、スヌープが国際的なアイコンになるまでの人間らしさです。ユニバーサルは、こういう映画を特別なものへと導くことができることを証明してくれています。そのチームの一員であることを誇りに思います」と述べている。
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