【米ビルボード・アルバム・チャート】Stray Kidsが2作目の首位、クエイヴォ&テイクオフ/G・ハーボ/チャーリー・プースTOP10入り

2022年10月17日 / 12:00

 Stray Kidsの新作『MAXIDENT』が1位に初登場した、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。

 『MAXIDENT』は10月7日にリリースされたStray Kidsの最新ミニ・アルバムで、Billboard 200では4月2日付にNo.1デビューを飾った『Oddinary』に続く2作目の首位を獲得した。

 今年韓国のアーティストが、Billboard 200首位を獲得したのは、その『Oddinary』、BTSの『Proof』(6月25日)、BLACKPINKの『BORN PINK』(10月1日)に続く4作目で、そのうち2作をStray Kids
が達成している。なお、昨21年は1作もなかったが、2020年はBTSが『Map of the Soul: 7』と『BE』の2作で首位を獲得した。

 『MAXIDENT』の初動ユニットは117,000で、その内訳アルバム・セールスが110,000、アルバム・ストリーミングが7,000(961万回)、トラックによるユニットは残りのわずかだった。

 110,000は、今年の週間セールス(10月時点)の中で4番目に高い記録で、全体の97%(107,000枚)がCDによる売上、残りの3%(3,000枚)がデジタル・ダウンロードだった。CDには、異なるパッケージや特典、公式ウェブサイト限定のものなど、いくつかのバリエーションがある。なお、現時点でアナログ盤(LP)とカセットテープはリリースされていない。

 前作『Oddinary』が首位を獲得した4月2日付から今週10月22日付までの期間は6か月3週間で、昨年ヤング・サグが『Slime Language 2』(5月1日)から『Punk』(10月30日)で達成した6か月以来のブランク記録を更新した。なお、『Slime Language 2』はヤング・サグの所属するレーベル<YSL Records>名義のアルバムなので、正式なアーティスト名でリリースした作品としては、テイラー・スウィフトが『エヴァーモア』(2020年12月26日)から『フィアレス (テイラーズ・ヴァージョン)』(2021年4月24日)で達成した4か月以来の最短記録となる。それ以前には、2018年にBTSが『Love Yourself: Tear』(6月2日)から『Love Yourself: Answer』(9月8日)で3か月1週間という記録を残している。

 Stray Kidsは、2017年にワールド・デジタル・ソング・セールス・チャートで初めて米ビルボード・チャートに登場し、2018年に『Mixtape』で米ビルボードのアルバム・チャートにランクインを果たした。2018年から2021年には、ワールド・アルバム・チャートで計10枚の作品がTOP10入りしたが、Billboard 200でTOP10にランクインしたのは『Oddinary』が1位に初登場した今年の4月2日付が初めてで、本作が2作目の快挙。

 『MAXIDENT』には英語の歌詞も多く含まれているがメインは韓国語で、ほぼ英語以外で構成されたアルバムとしてはBillboard 200史上16作目のNo.1タイトルとなる。なお、その16作のうち前作『Oddinary』とBTSの『Proof』、そして今週2位にランクインしているバッド・バニーの『Un Verano Sin Ti』の4作が、2022年に1位を獲得して記録を更新した。

 先週(10月15日付)の時点で、本作からソング・チャート“Hot 100”にランクインした曲はないが、これまでに世界200以上の地域のダウンロードとストリーミング・データを集計したGlobal 200に3曲、米国のデータを除いたGlobal Excl. U.S.では6曲をチャートインさせている。

 『MAXIDENT』の登場により、先週13週目の首位を獲得したバッド・バニーの『Un Verano Sin Ti』は今週2位にダウン。週間ユニットも、前週の84,000から76,000に9%減少した。

 続いて3位には、 先週の6位からビヨンセの『ルネッサンス』が上昇してTOP3に復帰した。今週の集計期間初日の10月7日にアナログ盤が発売されたため、LPのセールスが急増し、ストリーミングを含む週間ユニットも145%増加の75,000に大きく数字を伸ばした。

 先週3位にランクインしていたモーガン・ウォレンの『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』 (46,000ユニット / 1%減少)は今週4位に順位を下げたが、これでTOP10のランクイン総週を通算91週目に更新し、サウンドトラックを除く最長記録をさらに塗り替えた。以下はBillboard 200における歴代のTOP10ランクイン記録で、サウンドトラックを含む記録としても『南太平洋』の90週を上回り歴代5位に浮上している。

Billboard 200(1956年3月24日~)TOP10ランクイン総週記録
(年)は初めてTOP10入りした年

173週 サウンドトラック『マイ・フェア・レディ』(1956年)
109週 サウンドトラック『サウンド・オブ・ミュージック』(1965年)
106週 サウンドトラック『ウエスト・サイド物語』(1962年)
105週 オリジナル・キャスト・サウンドトラック『サウンド・オブ・ミュージック』(1960年)
91週 モーガン・ウォレン『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』(2021年)
90週 サウンドトラック『南太平洋』(1958年)
87週 オリジナル・キャスト・サウンドトラック『キャメロット』(1961年)
87週 サウンドトラック『オクラホマ!』(1956年)
85週 ピーター・ポール&マリー『ピーター・ポール&マリー』(1962年)

 先週4位に浮上したザ・ウィークエンドのベスト盤『ザ・ハイライツ』は今週5位にダウンしたが、週間ユニット(40,000)は前週からわずかに上昇している。同様に、ハリー・スタイルズの『ハリーズ・ハウス』も5位から6位に順位を下げたが、ユニット数は先週とほぼ同率の34,000で安定している。

 今週7位に初登場したのは、ミーゴスのメンバーでもあるクエイヴォとテイクオフによる初のコラボレーション・アルバム『Only Built For Infinity Links』。初動ユニットは33,500で、そのうち31,000がアルバム・ストリーミング(4,113万回)、2,000がアルバム・セールス、500がトラックによるユニットだった。

 テイクオフは、2018年のソロ・デビュー作『The Last Rocket』(最高4位)、クエイヴォも、同18年にリリースしたデビュー・アルバム『Quavo Huncho』(最高2位)に続く2作目のTOP10入りを果たしたが、いずれも最高位は更新できなかった。なお、ミーゴス名義のアルバムでは2nd『カルチャー』(2017年)と3rd『カルチャーII』(2018年)が1位、4th『カルチャーIII』(2021年)が2位をそれぞれ獲得していて、その他にオフセット名義では最高4位を記録した21サヴェージ&メトロ・ブーミンとのコラボレーション・アルバム『Without Warning』(2017年)がある。もう1人のメンバー、オフセットもソロ・デビュー作『Father of 4』(2019年)が4位にTOP10入りしていて、それに続く新作を来月リリースするとアナウンスしている。

 先週7位に上昇したザック・ブライアンの『アメリカン・ハートブレイク』は今週8位に下降したが、週間ユニットは1%増加の28,000をキープしている。

 今週9位には、 米イリノイ州シカゴ出身のラッパー=G・ハーボの新作『Survivor’s Remorse』がデビューして、自身3枚目のTOP10入りを果たしている。初動ユニットは27,500で、その内訳アルバム・ストリーミングが27,000(3,644万回)、セールスはわずか500だった。本作は、10月7日に12曲入りの通常版がリリースされ、3日後の10日に13曲を追加したデラックス・エディションとして再発した。

 続いて10位には、チャーリー・プースの新作『チャーリー』が初登場して、1st『ナイン・トラック・マインド』(2016年 / 6位)、2nd『ヴォイスノーツ』(2018年 / 4位)に続く3作目のTOP10入りを果たした。初動ユニットは 26,500で、そのうちアルバム・セールスが9,500、アルバム・ストリーミングが16,000(2,126万回)、トラックによるユニットは1,000をそれぞれ記録している。

 本作からのシングル「ライト・スイッチ」が27位、「レフト・アンド・ライト feat. Jung Kook (of BTS)」が22位に、ソング・チャート“Hot 100”でそれぞれTOP30入りを果たし、アルバムのヒットに繋げている。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは10月21日以降掲載予定となります。

◎【Billboard 200】トップ10
1位『MAXIDENT』Stray Kids
2位『Un Verano Sin Ti』バッド・バニー
3位『ルネッサンス』ビヨンセ
4位『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』モーガン・ウォレン
5位『ザ・ハイライツ』ザ・ウィークエンド
6位『ハリーズ・ハウス』ハリー・スタイルズ
7位『Only Built For Infinity Links』クエイヴォ&テイクオフ
8位『アメリカン・ハートブレイク』ザック・ブライアン
9位『Survivor’s Remorse』G・ハーボ
10位『チャーリー』チャーリー・プース


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