Ado「夜のピエロ」360°MV、グッドデザイン賞を受賞

　Ado「夜のピエロ」の360°MVが、 【GOOD DESIGN AWARD】の 「グッドデザイン賞」を受賞した。

　ボカロPのbizが詞曲・編曲を担当した楽曲「夜のピエロ」。360°MVは、Googleの新プロジェクト「I Display music」の一環として、YouTubeの360度全方位動画機能を活用し制作。ネオ渋谷を舞台にした大迫力な映像が6Kのクオリティで制作された。

　監督はクリエイティブディレクターの野村志郎が務め、イラストをジャケットも手掛けたケイゴイノウエが担当、また映像内には一般募集したAdoart （ファンアート）も登場。デジタル空間に創り上げた精巧な都市の中に大量のAdoartが浮かび、ひとりの少女が彷徨う、新たな世界観となっている。

◎映像
YouTube「Ado「夜のピエロ」 360° MV 」
https://youtu.be/dLmaSaCVFx0

◎【GOOD DESIGN AWARD】審査委員長　コメント
まさに時代が生んだミューズのプロモーションとしてふさわしいMV。二次創作カルチャーと密接に結びついたアーティストだからこそ、すべての二次創作クリエイターをリスペクトする意識がベースとなっていて、その点がなんとも心地いい。単にデータを集めるだけならこれまでにもあるが、それをネオ渋谷という舞台設定のもと、すべてを360°で体験するレベルにもっていったことが高評価につながった。どこか退廃的な空間は、ともすればありきたりになるところを、一人の少女の背中を追いかけ続けるという演出で没入感を増しているのも素晴らしい。

https://www.g-mark.org/award/describe/54319?token=9sI7pykWwr