レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、今年2作目となるスタジオ・アルバムを10月に発売

　現地時間2022年7月23日、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ（RHCP）が、米コロラド州エンパワー・フィールド・アット・マイル・ハイで行ったソールド・アウト公演で、今年2作目となるスタジオ・アルバム『Return of the Dream Canteen』を秋にリリースすることを発表した。

　10月14日に発売予定の新作のプロデュースは、リック・ルービンが担当する。彼は、RHCPが今年4月に発売したプラチナ認定アルバム『アンリミテッド・ラヴ』に加え、1991年の『ブラッド・シュガー・セックス・マジック』や1999年の『カリフォルニケイション』など数々のバンドの名盤を手がけてきた。

　雨が降る中、RHCPによる最新ツアーのUS日程の初日公演が開幕して約40分が経ったころ、ベーシストのフリーが、「ギリギリまで曲を詰め込んだ新しいダブル・アルバムがあるんだ」と話し、1stシングルのタイトルが「Tippa My Tongue」になることを明かした。「最高のニュースだよ」と彼は続けた。バンドの公式SNSには、アルバムのアートワークと思われるカラフルな画像とプレオーダーのリンクが投稿されている。

　RHCPの最新アルバム『アンリミテッド・ラヴ』は、週間ユニット97,500を獲得し、2006年の『ステイディアム・アーケイディアム』以来となる米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”首位を獲得した。リード・シングル「ブラック・サマー」は、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で最高78位を記録するとともに、オルタナティブ・エアプレイ・チャート“Alternative Airplay”を4週にわたり制し、バンドにとって14曲目のNo.1となった。

　現在RHCPは、スタジアム・ツアーを敢行しており、ハイムとサンダーキャットをゲストに迎えた、前述のエンパワー・フィールド・アット・マイル・ハイ公演では5万人を動員した。今回のツアーには、1990年代、2000年代にコア・メンバーで、再びバンドに復帰したジョン・フルシアンテが15年ぶりに参加している。