ハリー・スタイルズ、主演映画『マイ・ポリスマン』の予告編公開

　ハリー・スタイルズの主演映画『マイ・ポリスマン（原題）』のティーザー映像が2022年6月15日に初公開された。

　英作家ベサン・ロバーツの同名小説を原作とするこの映画は、同性愛が違法だった1950年代のイギリスで暮らす、カミングアウトしていない既婚の同性愛者で警官であるトムの物語が描かれている。同作の約1分の予告編は水がテーマで、ハリー演じるトムが、違法な関係を後に始めることになるパトリック（デヴィッド・ドーソン）と一緒に絵画を鑑賞しているシーンから始まる。

　パトリックが、海の潮流を描いたやや抽象的な絵画について、「で、（絵を見て）どんな気持ちになった？」とトムに尋ねる。するとトムは、「波とその強さが感じられるね」と答え、妻のマリオン（『ザ・クラウン」のエマ・コリン）と最初はビーチで、次に公共のプールで一緒に過ごしているシーンが続く中、「荒波の中を泳ぐような」とナレーションが続く。

　その後は結婚式でマリオンにキスするトム、パトリックとショーに出席する夫婦、けんかをする二人の男、焚き火で警官の制服を燃やすトムの映像が、徐々に加速しながら流れていく。パトリックの声が、「（波に）押し潰されるか、引きずり込まれると感じるだろう。君はただ、それに身を任せるしかないんだ」と語っている。

　この映画は10月21日に全米で劇場公開され、1か月後の11月21日にはAmazon Primeでも配信される予定だ。ハリーにとって主演作で、俳優としての長編映画デビュー作だったクリストファー・ノーラン監督の『ダンケルク』に続く作品となる。ハリーは9月に全米公開予定のオリヴィア・ワイルド監督によるサイコ・スリラー『ドント・ウォーリー・ダーリン』にもフローレンス・ピューと共に主演している。

　新しい予告編の前日には、『マイ・ポリスマン』のプロモーション用ポスターもAmazon PrimeのTwitterで初公開された。このポスターでは、ビンテージの警官服を着たトムに扮したハリーが眉をひそめてうつむきながら海辺を歩いている。