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ホールジー、所属レーベルが新曲のリリースを遅らせていると主張

 先週末、ホールジーが所属レーベルとのいわゆる芸術的な意見の違いについてほぼ無言の抗議を行った。「I’m Tired(私は疲れた)」と題されたTikTok動画で、ホールジーは意見を聞いてもらうための闘いにまつわるメッセージが画面に表示される中、黙ってカメラを見つめている。

 動画の中で、ホールジーは曲名を明確にはせず、「実は、今すぐにリリースしたいお気に入りの曲があります」と綴り、キャリア8年目で、これまで1億6,500万枚以上を売り上げていることに触れた。「でも、レコード会社が許可してくれないのです」と説明し、「So Good」と題されたこの新曲をバックグランドに流しながら、あきれた表情を浮かべた。

 ホールジーは「レコード会社は、TikTokでバイラル化したように見せかけられない限り、リリースできないと言っています」と付け加え、曲に合わせて唇を動かした。「すべてはマーケティングであり、基本的にレコード会社は、最近すべてのアーティストにこれをやらせています」と続け、「ただ音楽をリリースしたいだけです。正直、もっと良い扱いを受けるに値します」と説明した。そして最後に「私は疲れた」と綴り、29秒の動画を締めくくった。

 現地時間2022年5月22日に投稿された2つ目のTikTok動画でも、ホールジーはほとんど言葉を発していない。画面に映っていない人物によるレーベルの妨害を回避する方法を説明に対して、ホールジーは「あぁ」や「うん」のみで答えている。この人物がリリース日を発表せずに、曲のタイトル(「So Good」)とアートワークをTikTokに投稿することを提案すると、ホールジーは心の内を悟られないように全力を尽くしており、テキストでは「冗談だったらいいのに」と表示されている。

 「もう嫌だ」とやっと口を開いたホールジーは、諦めるようなため息をついて、「最悪」と続けた。昨年のトレント・レズナーとアッティカス・ロスがプロデュースしたアルバム『イフ・アイ・キャント・ハヴ・ラヴ、アイ・ウォント・パワー』でよりラウドでグランジなエレクトロなビートを取り入れたロックなサウンドに転じたが、今回の楽曲は以前のホールジーを彷彿させるよりポップなサウンドとなっている。

 その日の夜、ホールジーはTwitterへの一連の投稿で苛立ちを露わにした。ホールジーは、「TikTokでうっぷんを晴らしたあと、今夜レーベルと話しました。彼らは“わあ、TikTokの反応がとても良い!”と言ったので、良かった、じゃあ曲をリリースしていいですかと聞いたら、“様子を見よう!”と言ったのです。どうして私が作り話するのか、もう一度教えてください」と綴った。続けて、ホールジーは、「ツアー中は、赤ちゃんの世話など自分のことで手いっぱいです。アルバムを4枚リリースして、順調にキャリアを築いてきました。(アーティストとしての地位が)確立されている中、こんなことで意味もなく騒いだり、マーケティングの戦術として利用する必要はありませんが、深入りしすぎてしまったので、もう後戻りできません」と説明した。

 ある親切なファンが、ホールジーのパートナーであるアレブ・アイディンが同楽曲をリリースするのはどうかと提案すると、ホールジーは、「繰り返しになりますが、レーベルが所有しています」とスマイリー・フェイスの絵文字を添えて回答した。

 キャピトル・ミュージック・グループの広報担当者は、この翌日となる月曜日の朝に米ビルボードに送った声明の中で、ホールジーの投稿に反応した。「非凡で重要なアーティストとしてのホールジーに対する私たちの信念は、完全で揺ぎないものです」と綴り、「世界がホールジーの素晴らしい新曲を聴くのが待ちきれません」と続けた。

 この騒動は月曜日の昼過ぎにさらなる進展があった。まだリリース日が決まっておらず、一部からは嘘つきだとレッテルを貼られながらも、ホールジーは自分が根本的に正直であると約束し、八方ふさがりの状態であるとツイートした。ホールジーは、「現段階で、私はどうしたらいいのかわかりません。なぜなら、私は起こっていることについて真実を話したのに、まだリリース日が決まっていない上に、この騒動について私が嘘をついていると思っている人がいるのです。だから、私は二重に困っています笑」と綴り、「もし質問があるなら、私は答えます。私には何も隠すことがありません」と続けた。

 英NMEによると、今年3月にホールジーはインスタグラム・ストーリーで、新曲を書いていて、ポップへの復帰を計画していると語っていた。「ラジオ用のシングルとして出せるような凄い曲があるのですが、それをやるのは正気じゃない気がします。まだiichliwp(『イフ・アイ・キャント・ハヴ・ラヴ、アイ・ウォント・パワー』)のツアーもしていないので、どうだろう」と語り、「実はいくつかあるのですが、どうしたらいいのかわからないです」と明かしていた。

 ホールジーは、入退院を繰り返す原因となった数々の慢性的な医療問題のために少しの間姿を消すかもしれないと4月にファンに伝えており、その後、「大人になってからほとんど病気」であると説明していた。【ラヴ・アンド・パワー】ツアーは、先週米フロリダ州ウェスト・パーム・ビーチで開幕した。

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