2022年1月19日公開（集計期間：2022年1月10日～1月16日）のTikTok上における楽曲人気を測るチャート“TikTok Weekly Top 20”で、心之助の「Blue Spring」が1位に輝いた。
前々週5位に初登場した「Blue Spring」は、＜俺らの絆が眩しい(C)＞の歌詞に合わせて、額の辺りで手を振り払うダンス動画が12月下旬から拡散しており、前週2位から遂にトップに躍り出た。ポイントも前週比114%と上昇傾向で、ダンスから歌詞動画、歌唱動画へとコンテンツが移行し始めていることから、今後どこまで記録を伸ばしていくかに注目だ。
大きなジャンプアップを見せたのは、前週20位に初登場したフリーBGM素材作曲家“しゃろう”の「しゅわしゅわハニーレモン350ml」だ。しゃろうは昨年12月後半から「2:23 AM」がTikTokで多く使われているなか、「しゅわしゅわハニーレモン350ml」に合わせて＜君と私 わたがしたわし 君と私 なかよしこよし＞という早口にチャレンジするユーザーが急増中。ゆーりや騎士Aら人気動画クリエイターの投稿や、オリジナルの早口歌詞やモノマネで挑戦する投稿が増え、前週比328％のポイント増加を見せた。「2:23 AM」も1月に入ってから料理動画に使われる投稿が増えており、6位→9位→11位→5位にジャンプアップしている。
4週連続1位だったメーガン・トレイナーの「タイトル」は前週から44％減で3位にダウン。また、前々週8位→前週3位に急上昇した女性DJレズ（REZZ）の「エッジ」も前週比34％減で4位と、落ち着き傾向が見え始めている。
当週はほかにも注目の動きを見せる楽曲がトップ10にチャートイン。まず、＜キャラメルマシュマロいちご飴＞の「陽キャJKに憧れる陰キャJKの歌」で知られる2人組ユニット・音莉飴（読み方：ねりあめ）のメンバー“あかね”の「アオハル」が、ダンス振り付け動画の投稿が増え、前週12位から7位に。また、アンディ・ウォーホルのミューズで、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの作品で有名なニコが1967年に発売した「青春の日々（These Days）」が8位に初登場。自分の顔をなぞる「アウトラインペン」のBGMとして国内外で多く使われており、リリースから55年経った現在、多くの若者に知られる楽曲になった。本曲の今後の動きにも注目したい。
◎【TikTok Weekly Top 20】トップ10
1位「Blue Spring」心之助
2位「しゅわしゅわハニーレモン350ml」しゃろう
3位「タイトル」メーガン・トレイナー
4位「エッジ」レズ
5位「2:23 AM」しゃろう
6位「#あくあ色ぱれっと」湊あくあ
7位「アオハル」あかね
8位「青春の日々」ニコ
9位「陽キャJKに憧れる陰キャJKの歌」音莉飴
10位「W / X / Y」Tani Yuuki
11位「WA DA DA」Kep1er
12位「「ぴえん」のうた」針スピ子
13位「Let’s Get Eat (feat. KOTETSU)」T-STONE
14位「初心LOVE」なにわ男子
15位「モンロー」阿部真央
16位「クラシックメドレー2019」ピアニカの魔術師
17位「カタコト」sloppy dim
18位「Athletic Meet “Heaven and Hell”」Shinonome
19位「だいあるのーと」七草くりむ
20位「Surges」Orangestar (feat. 夏背＆ルワン)