【深ヨミ】Snow Man『Secret Touch』が連続首位獲得 地域での販売動向をデビュー作と比較

　『Secret Touch』は前作『HELLO HELLO』から約6カ月ぶりに発売された5枚目のシングルで、表題曲「Secret Touch」は、なにわ男子が歌う「初心LOVE」と共に、メンバーの目黒蓮となにわ男子の道枝駿佑がW主演するテレビドラマ『消えた初恋』のW主題歌として採用されている。また、Snow Manは本作でデビュー以来5作連続での首位獲得の偉業を達成した。（Snow Man vs SixTONES名義の『D.D./Imitation Rain』は発売3週目に首位獲得、他は発売初週に首位獲得）

　ここでは『Secret Touch』を含むSnow ManのシングルについてSoundScanJapanのデータを使用し調査してみた。まず、Snow Manがリリースした最新シングル『Secret Touch』と、デビュー作である『D.D./Imitation Rain』の初週の地域別の実店舗での販売比率をグラフ化したものが図1（http://www.billboard-japan.com/d_news/image/106813/2）である。また、一般的なシングルの地域別の販売比率と比較するため2021年に販売されたシングルの地域別の販売比率を全シングルとしてグラフに追加している。

　デビュー作の『D.D./Imitation Rain』は他の作品と比べると、全シングルと似た比率になっているのが目に付く。実際、関東地方は47.0％と全シングル46.8％よりも若干高く、他の地方もほぼ全シングルと同様の分布だった。

　それに対して『Secret Touch』の地域別の特徴は、関東地方以外の全ての地方で全シングルより高い比率となっている事が挙げられる。また、九州地方9.4％（以下かっこ内全シングル：7.0％）、北海道6.0％（4.1％）、甲信越4.2％（3.3％）、四国2.5％（1.8％）あたりは非常に全シングルより高い結果となっている。この結果からSnow Manは元々地方でも十分な人気を獲得していたが、リリースを重ねる度に更に日本の隅々まで人気を拡大していってる事が予測できる。

　デビュー以来連続首位を獲得し、ビルボード 2021年年間TOP Singles Salesでは『Grandeur』が1位、『HELLO HELLO』が2位を獲得と、勢いに乗るSnow Manの今後の更なる活躍から目が離せない。