テイラー・スウィフトが、2019年にリリースしたホリデー・シングル「クリスマス・ツリー・ファーム」の新バージョンをAmazon Music限定配信した。“オールド・タイミー・バージョン”を名付けられたこの新たなバージョンは、英ロンドンの老舗スタジオ、アビー・ロード・スタジオにて70人編成のオーケストラとともに録音された。
同曲のレコーディング舞台裏を捉えた動画の中で、テイラーは「この新バージョンが素晴らしいのは、（クリスマス・プレゼントの）ショッピングを終わらせて、暖炉の横でくつろぐような、よりレイドバックなクリスマスのフィーリングを捉えていて、よりオールドスクールなクリスマス・ソングのような感じがします」と説明している。映像では、ストリングス、ホーン・セクション、そりの鐘の音色などが加わり、ビッグ・バンド・サウンドに生まれ変わった楽曲の一部も聴くことができる。
「クリスマス・ツリー・ファーム（オールド・タイミー・バージョン）」のリリースを記念して、テイラーの公式サイトでは、スノードーム、マグカップ、エプロン、“cardigan”のクリスマス・ストッキング、「クリスマス・ツリー・ファーム」の12インチ・ピクチャー・ディスク・ヴァイナルなどのホリデー・グッズの販売が開始している。
テイラーは今週『レッド（テイラーズ・ヴァージョン）』で、自身10作目となる米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”首位を獲得した。過去アルバムの再録シリーズ第2弾となる30曲入りのアルバムの初動ユニットは605,000で、2021年に発売された作品としてはドレイクの『サーティファイド・ラヴァー・ボーイ』に続いて2番目に高い初動ユニットを記録した。
首位デビューを受けて、テイラーは10作以上のNo.1アルバムを持つ二人目の女性アーティストとなった。女性アーティストの歴代トップは、11作をもつバーブラ・ストライサンドで、全アーティストではビートルズの19作が歴代最多となる。