マルーン5のアダム・レヴィーンが、先週土曜日に米ハリウッド・ボウルにてバンドが行ったライブで、2002年のヒット曲「Sunday Morning」をパフォーマンス中に、ファンがステージに乱入し、彼の腕を掴んだことについてコメントした。
Audacy主催の【We Can Survive】コンサートで起こった、このハプニングを捉えたTikTok動画には、女性のファンが突然ステージに上がり、レヴィーンの腕を掴み、抱きつく様子が映っている。とっさの出来事で身動きが取れなくなったレヴィーンは、歌うのを途中でやめている。そして警備スタッフによって女性がつまみ出されると、彼は声を出さずに「ファック」と述べて肩をすくめると、パフォーマンスを続けている。この動画は瞬く間に拡散され、レヴィーンの反応はファンから賛否両論を呼んだ。中には彼がファンに対して“謙虚”ではないと批判する声も上がった。
現地時間2021年10月26日、レヴィーンは「僕は、これまでずっとバンドのファンを愛し、尊敬し、崇拝してきました。ファンがいなければ、私たちは無職になってします。これは常にファンたちに伝えていることです。僕がファンを見下している、または見くびっていると信じる人がいると思うだけで、気分が悪いです」とインスタグラム・ストーリーズで説明。「僕はそんな人間ではありません。そんな人間だったこともありません」と続けた。
「皆さんに知ってもらいたいのは、とても驚かされたということです。そしてビックリした時には……それを振り払い、前進しなければならないということです。僕はステージ上で仕事をしていて、それは自分の誇りでもあります」と述べた彼は、「僕の心がどこにあるか、皆さんに伝えねばならないと思います。僕の心はステージ上でパフォーマンスするバンドとファンの間に存在する繋がりとともにあります。このことを皆さんに理解していただければと思います」と締めくくった。
マルーン5が、年内にツアーを行う予定はないが、年末に2公演を控えている。公演は、12月30日と31日に米ラスベガスのザ・コスモポリタンにて行われる。