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故エディ・ヴァン・ヘイレンの死から1年が経った2021年10月6日、息子でミュージシャンのウルフギャング・ヴァン・ヘイレンがSNSで父を偲んだ。
父と一緒にギターを触りながら笑顔で写っている写真を公開した彼は、「一年。あなたは長い間精一杯戦ったのに、それでも連れ去られてしまった。あまりにも不公平だ」と綴り、「俺は大丈夫じゃない。いつまで経っても大丈夫になんかならない。あなたに見せたいことがたくさんある。あなたと分かち合いたいことがたくさんある。また一緒に笑いたい。またハグしたい。あまりにも会いたくて(胸が)痛いよ」と続けている。
ウルフギャングは今年3月、【第63回グラミー賞】の追悼コーナーにおける父親の扱いがぞんざいだったことに対する不満を述べていた。彼は事前に主催者であるレコーディング・アカデミーからギターを演奏してほしいと依頼されていたが、断ってしまったことにより父親だけトリビュート・パフォーマンスがない状態になってしまった。
1本のギターの背後に本人の映像が流れるのみとなった追悼演出について彼は、「他の故人たちへの4つのフル・パフォーマンスの合間に親父を15秒だけ見せられることになるとは思っていなかった」と当時ツイートし、「一番つらかったのは、番組開始時に亡くなったアーティストたちに言及した際、(エディに)触れさえしなかったことだ。今ロックがあまり人気じゃないことは知っているけれど、(そしてレコーディング・アカデミーもちょっと現実離れしているみたいだし)僕の父があの楽器(エレキ・ギター)、ロック界、そして音楽全般に遺したレガシーを無視することは不可能だと思うんだ。彼のような革新者はもう現れない」と憤っていた。
ウルフギャングは、亡き父への思いを「Distance」という楽曲に込め、Mammoth WVH名義で今年6月にリリースした。この楽曲は米ビルボードの“Mainstream Rock Airplay”、“Hot Hard Rock Songs”、そして“Hard Rock Digital Song Sales”チャートでそれぞれ首位を獲得した。
そんな彼は、「あなたがいないままここで頑張ろうとはしているけれど、とんでもなくつらいよ。(俺のことを)まだ誇りに思ってくれているといいな。親父、心から愛しているよ。俺のことを見守ってくれよ」と追悼文を締めくくっている。
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