2021年8月21日付の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で18位につけた、ザ・ウィークエンドの「ブラインディング・ライツ」が同チャート史上最長となるチャートイン88週を達成した。
2019年12月14日付のHot 100で11位に初登場した「ブラインディング・ライツ」は、2020年4月4日付チャートから4週にわたり首位をマークし、同チャートにおけるTOP5（43週）、TOP10（57週）、TOP20（79週）、TOP40（84週）チャートイン最長記録を塗り替えてきた。そして遂に、2012年から2014年にわたり87週チャートインしたイマジン・ドラゴンズの「レディオアクティブ」が保持してきた最長記録を今週抜くこととなった。
「ブラインディング・ライツ」は、ザ・ウィークエンドが2020年にリリースしたアルバム『アフター・アワーズ』収録曲として、Hot 100で首位に輝いた3曲のうちの1曲となっている。また、現時点でHot 100のTOP10に1年間にわたりチャートインした唯一の楽曲だ。当週のHot 100で「ブラインディング・ライツ」はTOP20圏内にランクインしているが、ザ・ウィークエンドによる新たな時代の幕開けを飾る新曲「テイク・マイ・ブレス」が6位に初登場し、自身にとって13曲目のTOP10ヒットとなった。
現地時間8月16日、ザ・ウィークエンドは今回の快挙に自身のインスタグラムで触れると共に、今週水曜日に2ndミックステープ『サーズデイ』が10周年を迎えること、愛犬シーザーが4歳になったことなどを祝った。同時に、最新のアーティスト写真、2011年の『ハウス・オブ・バルーンズ』にちなんでいくつかの風船で顔を隠した写真、シーザーがソファで眠る写真、そして「ブラインディング・ライツ」のコーラスを歌う、赤いジャケットを着たザ・ウィークエンドを“新しい時代”を象徴する黒い衣装のザ・ウィークエンドが「夜明けがやってくる!!!!!」と叫びがら平手打ちするアメコミ風の画像などが投稿されている。
ザ・ウィークエンドは「サウンドの実験を行い、自分の声で新しいことに挑戦し、心から愛し尊敬する人々と音楽を作り続けられることに一生感謝します」と前置きすると、「過去10年間にリリースした楽曲は全て自分にとって旅で、この旅路を続けられることは、有難いことでしかないです。これは自分が望む唯一の贈り物で、命が許す限り続けるつもりです。ファンのことを愛していますし、あなたたちなくして私はこの場にいなかったでしょう。今日は“ブラインディング・ライツ”にとって大事な日です。TOP20に複数の楽曲がチャートイン。“サーズデイ”が10周年を迎える。シーザーが4歳になった。そしてファッキン夜明けがやってくる。レッツ・ゴー」とキャプションに綴っている。
今年5月に開催された【ビルボード・ミュージック・アワード】で、ザ・ウィークエンドは新時代の到来を予告していた。彼は「ただ伝えたいのは、“アフター・アワーズ”が終了して、夜明けがやってくる、ということだ」と「ブラインディング・ライツ」が＜トップ Hot 100 ソング賞（Top Hot 100 Song）＞を受賞した際のスピーチで話していた。