河村隆一、SUGIZO、栄喜(SIAM SHADE)、SOPHIA、黒夢ら出演、チャリティコンサート開催

2013年8月31日 / 13:00

8月26日・27日・28日の三日間、クラブチッタにて、河村隆一、SUGIZO、真矢(LUNA SEA)、栄喜(SIAM SHADE)ほか、総勢30アーティスト、そうそうたるバンドのメンバーが一同に集結して行われた、HIV/AIDS治療支援チャリティコンサートが幕を閉じた。

このイベントはHIVキャリアとなった事を告白したロックドラマー・HAL(SPEED-iD)の呼びかけにより、90年代に彼と同じ時代をともに活動したバンド仲間が集まる形で実現。HIV/AIDSの治療支援、啓蒙という強いテーマとメッセージ性を伴った、「Hope And Live〜HIV/AIDS治療支援ベネフィット・コンサート2013」。全ての公演がニコニコ生放送で公式生中継され、また、当日はバックステージからのチャンネル放送も実施。会場に足を運ぶ事の出来ない遠方のオーディエンスも、放送を通じてこのコンサートの持つ意味合いに触れられた事だろう。

8月26日(月)の公演は、本コンサートの主催にあたる「JoinLIFE機構」、そしてコンサートの実行委員会より開催の挨拶から幕を開けた。本コンサート開催のきっかけとなったHALもこの場に登壇。「絆」そして「つなぐ」をテーマに発足した同機構の持つ強いメッセージに、本コンサートの開催にあたる真剣な想いがひしひしと伝わってくる。この日は、我羇道、WING WORKS、THE SOUND BEE HD、LOST ASH、人時(黒夢)SPECIAL BAND、ZIZ、FOOD、12012といったアーティストが登場。いずれも初日から100%の熱気を感じさせる力強く熱いステージをみせてくれた。トリはこの日のために結成された、栄喜(SIAM SHADE)、室姫深(DIE IN CRIES)、真矢(LUNA SEA)、HIKO(SPEED-iD)DIE(hide with Spread Beaver)と言うレジェンドそのものなラインナップでのバンドが登場。オープニングで演奏されたまさかの「1/3の純情な感情」に会場のオーディエンスが声援を飛ばす。続けて「ピンクスパイダー」、「ROCKET DIVE」とこの場にいるオーディエンスに知らない者はいないであろう、hide with Spread Beaverの名曲をプレイ。DIEをのぞくメンバーが退出し、DIEの切ないピアノ弾き語りで演奏された感動の「Frame」、LUNA SEAのライヴさながらの真矢のドラムソロ、LUNA SEAからは「True Blue」、「Tonight」を演奏し、大興奮のうちに初日のステージは幕を閉じた。

続く二日目は。オープニングに今回のコンサート唯一の女性ユニット「想ワレ」が登場。オートハープとアコースティックギター、ストリングスという個性的な編成で、アコースティックな美しいナンバーを演奏。The Raid.、ONE ELEMENT、tezya with SiNE6、DearLoving、AUTO-MOD、梶永大士&6-six-、NSDP、ザ★メンテナンス、ZIGZOといったラインナップでのステージは、初日から引き続きの熱い盛り上がりをみせ、この日のラストにはSUGIZO(LUNA SEA / X JAPAN/JUNO REACTOR)が登場。DJ/パーカッション/ギターという変則的な編成でのソロ・パフォーマンスは、エレクトロとSUGIZOの流麗なギターソロが完全に融合し、渾然一体となった極めて完成度の高い内容で、完全なインストにも関わらず、集まった全てのオーデエィエンスを沸かせた。ラストの曲の前にSUGIZOはマイクに向かい、静かに熱く、旧友であるHALへの想い、このイベントの持つ主旨への強い賛同の意思、音楽の持つ意味を語る。ヴァイオリンを構えてのラストは「Synchronicity」。静かな、荘厳なエレクトロニクスとヴァイオリンの調べに大感動のまま、二日目のステージは幕を閉じた。

そして最終日。この日、ツアー会場からのかけつけたAwakeのステージから、Men’s SPIDER BAND美獣、HERE、葵-168-、HALの在籍するSPEED-iDにRIKIJI(OBLIVION DUST)が参戦しての特別ステージ、そしてアコースティック弾き語りでの鈴木晃二のステージに続き、特別ゲストとして加藤充(ザ・スパイダース)のスペシャルバンドが登場。何と、御歳80歳と言う加藤のステージに、世代を超えた全てのオーディエンスが喝采を送った。加藤充のステージは全後半に別れ、前半ではザ・スパイダースの名曲「バン・バン・バン」他のナンバーを披露、そして「太陽にほえろ」のSEに乗って、このコーナーのナビゲータにあたる女優「青木英美」が登場。後半のスオペシャルプレイヤーとして、黒沢博(バニーズ)・ミッキー吉野(ゴダイゴ / ザ・ゴールデン・カップス)、岡忠夫(ザ・カーナビーツ)・沖津久幸(ザ・ジャガーズ)・佐々木秀実(ザ・フェニックス)を紹介。ザ・カーナビーツの名曲「好きさ好きさ好きさ」、ザ・ジャガーズの「君に会いたい」に続き、加藤充自身からのリクエストと言う、ミッキー吉野がヴォーカルを取る「青い影」を演奏。そしてリードヴォーカルは黒沢博に代わり、ゴダイゴノ名曲「ガンダーラ」と「ブルー・スエード・シューズ〜ジョニー・B・グッド」のロックンロールメドレーで幕を閉じた。続くステージは、鈴木新(Lizard’s Tail/ex-黒夢)のスペシャルバンド。SOPHIAのベーシスト、黒柳能生とタッグを組んでの名演にオーディエンスもますまずヒートアップ。続くC4のステージに続き、最終日のラストには河村隆一が登場。先日リリースされたばかりの新曲「七色」の他、「I for You」、「I Love You」他、アコースティックでじっくり聞かせる数々の名曲を披露、なりやまないアンコールを受けての「深愛」で、三日間のコンサートは全て幕を閉じた。

同コンサートは、同じ主旨とメッセージをもって来年度以降も定期開催。HIV/AIDS治療支援、啓蒙というメッセージを持って、マラソン大会も開催される。


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