ブラック・サバス、1975年の名盤『サボタージュ』4枚組CDスーパーDX盤が6/23に発売

2021年5月10日 / 10:00

ブラック・サバスが、1975年に発表した革新的でドラマ性に満ちたサウンドを提示した名盤『サボタージュ』の4枚組CDスーパー・デラックス・エディションが日本盤で2021年6月23日に発売決定した。

 1970年に衝撃のデビューを果たし、そのオカルト的なサウンドで世界中から絶大な支持を得、その後の音楽シーンの様相を一変させるほどの影響力と共に世界を呑み込んでいった、イギリス・バーミンガムが生んだ絶対的帝王、ブラック・サバス。

 オジー・オズボーン(vo)、トニー・アイオミ(g)、ギーザー・バトラー(b)、ビル・ワード(dr)の4人が鳴らすサウンドは「ハード・ロック」よりも激しく重いサウンドとして「ヘヴィ・メタル」と呼ばれ、現在にも脈々と続く全てのヘヴィ・ミュージックに絶大な影響を与え、「彼らがいなければその後のヘヴィ・ミュージック・シーンはなかった」とまで言われる、真のオリジネイターでありヘヴィ・メタルの創始者だ。
 
 ヘヴィ・メタルの守護聖人でもある彼らに敬意を表し、『パラノイド』と『ブラック・サバス4』のデラックス・エディションに続き、バンドにとって6枚目となるアルバムにして、ストリングスやメロトロン、コーラス隊などを大胆に導入しドラマ性に満ちたサウンドを展開する名盤『サボタージュ』が、今回スーパー・デラックス・エディションとなって、海外では6月11日に、そして日本盤は6月23日にリリースされることとなった。輸入盤国内仕様でのリリースとなる日本盤には、ブックレットに掲載されている英文ライナーノーツの完全翻訳が掲載されている。
 
 この『サボタージュ[スーパー・デラックス・エディション]』には、オリジナル・アルバム収録曲の最新リマスター音源に加え、1975年のツアーで収録されたライブ音源の完全版、そして日本盤シングルのアートワークを採用した「発狂(原題: Am I Going Insane) / ホール・イン・ザ・スカイ」のシングル音源が計4枚のCDに収録されているほか、バンド・メンバーや音楽メディアからのコメントをもとにした詳細なライナーノーツや、当時の貴重な写真や報道記事などが掲載されたハードカヴァー仕様のブックレットや、1975年のマディソン・スクエア・ガーデンのコンサート・パンフレットのレプリカ、そして1975年の「Sabotage 1975 Tour」の復刻カラー・ポスターが同梱されている。輸入盤国内仕様となる国内盤は、ライナーノーツの完全翻訳付でのリリースとなる。
 
 Disc 2とDisc 3の2枚に分けて収録されている1975年のツアーの模様を捉えたライブ音源は、全16曲のうち実に13曲が未発表音源という、非常に貴重なライブ作品となっている。1970年のデビュー作『黒い安息日(原題: BLACK SABBATH)』のタイトル曲から、『血まみれの安息日(原題: SABBATH BLOODY SABBATH)』(1973年)収録の「スパイラル・アーキテクト」や「サブラ・カダブラ」、そして『サボタージュ』収録の「ホール・イン・ザ・スカイ」や「誇大妄想狂(原題: Megalomania)」まで、まさにグループのキャリアを網羅した楽曲を披露する興奮のライブの模様をサウンドで追体験できる内容となっている。
 
 オジー・オズボーン、トニー・アイオミ、ギーザー・バトラー、ビル・ワードの4人は、共同プロデューサーにマイク・ブッチャーを迎え、英ロンドンとベルギー・ブリュッセルで『サボタージュ』をレコーディングた。8曲入りのこのアルバムは、まず1975年7月にアメリカで先行発売され、その後同年9月にイギリスで発売されており、アメリカではゴールド・ディスクに、イギリスではシルバー・ディスクに認定された。「ホール・イン・ザ・スカイ」や「悪魔のしるし(原題: Symptom Of The Universe)」などのハードな曲に加え、ハープやメロトロン、英国室内合唱団を起用した「帝王序曲(原題: Supertzar)」などの実験的な曲も収録した今作は、そのドラマ性に満ちたヘヴィ・サウンドで大きな評価を受けることとなった。
 
◎リリース情報
アルバム『サボタージュ [スーパー・デラックス・エディション]』
日本盤:2021/6/23 RELEASE
WPCR-18432/5 / 13,200円(tax incl.)
輸入盤:2021/6/11 RELEASE
https://WarnerMusicJapan.lnk.to/SabotageDLXPu


音楽ニュースMUSIC NEWS

サイモン・フィリップスら凄腕プレイヤー集結、プログレメタル・プロジェクト“ダーウィン”最新アルバム発売へ

洋楽2024年5月13日

 サイモン・フィリップスを共同プロデューサー/ドラムに迎えたプログレッシヴ・メタル・プロジェクト、ダーウィンがニューアルバム『Five Steps On The Sun』を6月7日にリリースする。  ギタリスト、ダーウィンによる本プロジェク … 続きを読む

ゼイン、1D時代に“物事を深刻に考えすぎていた”ことを後悔

洋楽2024年5月13日

 ゼイン・マリクが、ワン・ダイレクション(1D)のメンバーだった頃の後悔について口を開いた。『ザック・サング・ショー』に出演した31歳の彼は、英ボーイズ・グループで過ごした時間をもっと楽しみながら過ごしたかったと語った。  ニュー・アルバム … 続きを読む

NAQT VANE、新メンバー“Yunoa”電撃加入&ツインVo体制で新曲リリースへ

J-POP2024年5月13日

 NAQT VANEが5月11日に渋谷duo MUSIC EXCHANGEで開催した【NAQT VANE Special Event – Dispersion -】にて、新メンバーYunoaの電撃加入を発表しお披露目した。  作 … 続きを読む

MUCC、ニューシングル表題曲「愛の唄」のMV公開

J-POP2024年5月13日

 MUCCが2024年6月4日にリリースするメジャー移籍第1弾シングル『愛の唄』から表題曲のミュージックビデオを5月12日に公開した。  今作「愛の唄」は作詞、逹瑯(Vo) 作曲、ミヤ(Gt)のナンバーとなっており、「90年代」をキーワード … 続きを読む

いきものがかり、OPテーマの新曲「運命ちゃん」×アニメ『夜桜さんちの大作戦』コラボMVが期間限定公開

J-POP2024年5月13日

 いきものがかりによるオープニングテーマ「運命ちゃん」とTVアニメ『夜桜さんちの大作戦』とのアニメーションコラボMVが期間限定公開となった。  毎週日曜17時からMBS/TBS系全国28局ネットにてオンエア中のTVアニメ『夜桜さんちの大作戦 … 続きを読む

Willfriends

page top