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ザ・プロディジーのドキュメンタリーが製作されることが明らかになった。英国を代表する、限界を押し広げたエレクトロ・ダンス・バンドの創設や、1990年代の米国におけるエレクトロ・ブームへの影響をたどる内容となる。
ザ・プロディジーのマキシムとリアム・ハウレットが、グローバル・コンテンツ・スタジオのPulse Filmsと提携して製作するこの長編ドキュメンタリーは、バンドと長年コラボしてきたポール・ダグデイル(Paul Dugdale)が監督する。ダグデイルは過去にプロディジーのショート・フィルムを3本監督しているほか、2011年のコンサート・フィルム『The Prodigy: World’s On Fire』も手掛けている。
ほかにも、ザ・ローリング・ストーンズ、コールドプレイ、ポール・マッカートニー、サム・スミスなどのコンサート・フィルムも監督してきたダグデイル監督は、「この映画は(ザ・プロディジー)と同じくらいワイルドになる。時には暗く、ペースがガラッと変わる場面が多々ある。視覚的な攻撃でもあり、印象的なスタイルの、現代的で挑戦的(な作品になるだろう)。視聴者には、ジェットコースターから降りたかのような感覚で劇場をあとにしてほしい」と語っている。
リリース日は発表されていないが、バンドにとってはキース・フリントが首をつって死去した2019年3月以来初となる大型プロジェクトだ。製作は2021年春から開始される。
マキシムとハウレットは声明で、「バンドのドキュメンタリー映画を作ってるんだ。だから何だって??2019年に俺たちの兄弟であるKeefが悲劇的にこの世を去ってしまったあと、俺たちのバンドの物語を語るべき時期がやっと来た感じがするんだ。その全てを、目一杯に。混沌としていて問題を抱えた俺たちのギャング、バンド、人々のバンド、ザ・プロディジーの物語だ。または単に、騒ぎ立てるという使命、人々の魂に火をつけて世界中のサウンド・システムを爆破するという使命を負った兄弟たちの物語とも言える。そういうことだ!この映画は、俺たちの音楽と同じ誠実さで作られる、妥協なく、生々しく、正直に。これはKeefに捧げる!」とコメントしている。
ザ・プロディジーは、1995年にも『Electronic Punks』と題されたドキュメンタリーを発表している。この作品は、英エセックスのウェアハウス・レイヴでライブをしていた初期の活動や、『Experience』と『Music for the Jilted Generation』の初期2作品のリリースを追っている。この2作を含め、彼らは6アルバムが全英No.1を獲得している。
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