マンピーのアレが飛び出すか!?サザンの年越し配信ライヴ、迫る!

2020年12月27日 / 12:00

サザンオールスターズ (okmusic UP's)

2020年の大みそか、12月31日22時より『サザンオールスターズ ほぼほぼ年越しライブ 2020 「Keep Smilin’〜皆さん、お疲れ様でした!! 嵐を呼ぶマンピー!!〜」supported by SOMPOグループ』が配信される。サザンオールスターズ(以下、SAS)の年越しライヴと言えば、ファンにとっては年末の風物詩と言ってもいい恒例イベントではあるが、そうは言っても今回は2014年の横浜アリーナ4日間公演以来、6年振りの開催とあって、これまで以上に、期待に胸を膨らませている人たちも多いことだろう。
詳細は明らかにされていないゆえに、当日までセットリストやステージ演出を想像するのもまた楽しからずや…といったところだろうが、観客それぞれ、これまでのSASとの付き合い方に応じて、そのイメージするところも若干変わってくるのではないかと思う。今回のライヴタイトルを見て“1995年発売の35枚目のシングル「マンピーのG★SPOT」と何か関係があるのかな?”と思うのは未だビギナー。中堅以上のSASファンであれば、“おっ!? ”となるか、“ははーん”となるのではなかろうか。“マンピー”とはシングル曲のタイトルから引用されているものでおそらく間違いはないが、それがライヴのタイトルに付けられているとなると、結成35周年の年の夏に開催されたスタジアムツアーのことを思い出す人は多いはずである。
『サザンオールスターズ SUPER SUMMER LIVE 2013 「灼熱のマンピー!! G★スポット解禁!!」』がそれである。全国5カ所6公演で開催したスタジアムツアーで、トータルで35万人を動員。2008年に無期限の活動休止を発表していたSASが5年振りに活動再開し、完全復活を天下に示した全国ツアーでもある。“マンピー”はそんなエポックメーキング的な公演に付けられ、それ以来、7年振りにSASのコンサートに冠された重要ワードなのだ。

よほどのかまととでも、ぶりっ子でも、よもや“マンピーって何?”と言うような人は、少なくともここの読者にはいないと思うが(本当に知らない人は隣にいる人にストレートに訊いてみるのがいいと思います)、ビギナー向けにシングル「マンピーのG★SPOT」に関する説明は若干必要かもしれない。というのも、客観的に見ると、同曲はSASのシングルでは何か絶妙なポジションだからである。「TSUNAMI」や「いとしのエリー」のように、老若男女の誰もが知る、バンドを代表するような国民的ナンバーではないけれども、知る人ぞ知るマニアックな楽曲というわけではない。記録からもそれは証明されているように思う。

だからと言って、それが中途半端と同義に受け取られると困る。そうではない。ここからは主観を交えるが、むしろ逆である。「マンピーのG★SPOT」のような要素があってこそのSASである。そう断言してもいい! 「マンピーのG★SPOT」は、これ以前にリリースされた「シュラバ★ラ★バンバ SHULABA-LA-BAMBA」「エロティカ・セブン EROTICA SEVEN」と併せて“エロス3部作”の1作と言われている。これはSASビギナーも知るところではないだろうし、“エロス3部作”は初めて聞くにしても、エロがSASにとっては欠くことができないものであることはほとんどの人が認めるところではないだろうか。“エロいSASは嫌い”と言う人がいても別にいいけど、今や“国民的”との形容が付くようになってしまったとはいえ、SASはロックバンドである。“セックス・ドラッグ・ロックンロール”はロックの象徴。時代は移れど、ロックはエロくて悪いものなのだ。「マンピーのG★SPOT」はある意味でSASの必要条件と言えるものであり、すなわち、今回の『ほぼほぼ年越しライブ 2020』はSASの本領発揮のライヴではないかと想像することが出来る。しかも、“嵐を呼ぶマンピー!!”というのだから、以前よりもアグレッシブなステージとなりそうな予感もする。
最後にもうひとつ。上級SASファンを自認、自称する人であれば、2013年のスタジアムツアーで「マンピーのG★SPOT」と来たら、ほぼほぼアレを思い浮かべるであろう。アレが何であるのかはあえてここで伏せるが(ググればすぐに分かると思うけど…)、SAS史上最も過激なステージ演出と言われたアレである。当時すでに“国民的ロックバンド”と言われる存在ではあったSASだけに、アレが登場してあんなことをしたのにはぶっ飛ばされた人が少なくなかったであろう(追い風になった人もわりといたかも…)。そこから7年が経ち、コンプライアンスも強まっているので、さすがに当時のままのアレは厳しいような気もするが、“嵐を呼ぶマンピー!!”と題しているのはアレが登場することを予告しているような気がしないでもない。関係者から話を聞いたわけでも何でもなく、個人的な予想なので実際にそうならなくてもご容赦願いたいが、誰もが大変な経験をした2020年である。『ほぼほぼ年越しライブ 2020』は見る人たちをリラックスさせるエンタテインメントとなることを期待したいし、“国民的ロックバンド”はそれを裏切らないだろう。
text by 帆苅智之


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