2020年12月1日から2日にかけて開催されたジュリエンズ・オークションズ(Julien’s Auction)による【Icons & Idols Trilogy: Rock ’N’ Roll】企画で、故エディ・ヴァン・ヘイレンが所有していたカスタム・ギター3本が計422,000ドル(約4,380万円)で落札された。
ニルヴァーナの故カート・コバーンやレディー・ガガをはじめ、故ボブ・マーリー、故マイケル・ジャクソン、故エルヴィス・プレスリーなど多くのアーティストにゆかりのある品々が出品されたこのオークションの目玉商品の一つが、エディ自らがデザインし演奏していたエレキ・ギターだった。中でも彼のシンボルにもなっていた赤いボディーに白黒ストライプ模様が入った、シリアル・ナンバー F 0024のクレイマー“Frankenstrat”モデルが、3本の内最も高額な231,250ドル(約2,400万円)で落札された。4万ドル~8万ドル(約420万円~840万円)になるとみられていた推定落札価格を大きく上回ったことになる。
また、白いボディーに黒ストライプが入っている2004 EVH Charvel Art Seriesのギターが140,800ドル(約1,460万円)、ヴァン・ヘイレンの「ホット・フォー・ティーチャー」のミュージック・ビデオで彼が弾いていたギターと着ていた衣装が50,000ドル(約520万円)で落札された。
長年がんと闘病していたエディ・ヴァン・ヘイレンは、2020年10月6日に65歳で永眠した。この競売の準備中に訃報を知ったというジュリエンズ・オークションズのダレン・ジュリエン社長兼CEOは、「ロックの最高峰かつ最も才能あるギター・ヒーローの一人としての華々しく、先駆的な彼のキャリアから、2本の象徴的なギターをこのイベントで扱えることを光栄に思います」と声明で述べていた。