ベック、新装版『ハイパースペース (2020)』の日本限定発売決定 未発表曲など全18曲収録

2020年11月6日 / 09:40

 ベックが、2019年11月に発売したアルバム『ハイパースペース』に未発表曲やリミックス、スタジオ・ライブ音源などを新たに追加した2020年の新装版『ハイパースペース (2020)』を日本限定でCD化し、20202年12月4日に発売することが決定した。
 
 本作は、『ハイパースペース (2020)』に6曲のボーナス・トラックを追加し、7インチ紙ジャケット仕様で『ハイパースペース(2020)デラックス・エディション』として発売される。オリジナルの11曲のうち4曲に新たなミックスを施し、未発表曲「ダーク・プレイシズ(サウンドスケープ)」、ビッグスターのクリス・ベルによるソロ曲をカバーした「アイ・アム・ザ・コスモス(42420)」、さらにはアマゾン・ミュージックのエクスクルーシブとして配信された『ペイズリー・パーク・セッションズ EP』などを含む全18曲を収録。ペイズリー・パークとは、言わずと知れた故プリンスの自宅兼レコーディング・スタジオで、彼の死後、スタジオ側からベックが招待を受けて実現したスタジオ・ライブ音源となっている。
 
 『ハイパースペース』は「ここではない、どこか」へのエスケーピズムをテーマに、幻想的なサウンドとともに、現世における不安からの逃避とそれを受け入れる術を提示した作品。リリースから1年、新型コロナウイルスのパンデミックにより世界情勢は激変し、人々の逃避願望が高まる日々。まるで未来を見通して制作したアルバムかのようで、ベックが卓越した先見性を持つアーティストであることを証明した作品であるとも言えるだろう。
 
 また、新装版リリースの背景には、2020年8月にベックがNASAジェット推進研究所(JPL)とのコラボにより『ハイパースペース』のヴィジュアル・アルバム『The Hyperspace: A.I. Exploration』を完成させたことがあった。NASAの保有する膨大な太陽系惑星のデータを使ってAIが独自のビジョンを作成している。

◎リリース情報
アルバム『ハイパースペース(2020)デラックス・エディション』
2020/12/4 RELEASE
UICC-90013 / 3,300円(plus tax)
※全18曲(ボーナス・トラック6曲追加収録) / 歌詞対訳、解説付き / 7インチ紙ジャケット仕様
https://umj.lnk.to/Beck_HyperspaceDLX
<トラックリスト>
1. Hyperlife / ハイパーライフ 
2. Uneventful Days / アンイヴェントフル・デイズ
3. Saw Lightning / ソウ・ライトニング
4. Die Waiting (2020) / ダイ・ウェイティング (2020)
5. Chemical / ケミカル
6. See Through (2020) / シー・スルー (2020)
7. Hyperspace (2020) / ハイパースペース  (2020)
8. Stratosphere / ストラトスフィア
9. Dark Places / ダーク・プレイシズ
10. Star (2020) / スター  (2020)
11. Everlasting Nothing / エヴァーラスティング・ナッシング
12. Dark Places (Soundscape) / ダーク・プレイシズ(サウンドスケープ)※
13. I Am The Cosmos (42420) / アイ・アム・ザ・コスモス(42420)※
14. Uneventful Days (St. Vincent Remix) / アンイヴェントフル・デイズ(セイント・ヴィンセント・リミックス)※
15. Saw Lighting (Freestyle) / ソウ・ライトニング(フリースタイル)※※
16. Where It’s At / ホエア・イッツ・アット ※
17. Up All night / アップ・オール・ナイト ※
18. The Paisley Experience / ザ・ペイズリー・エクスペリエンス ※
※『ハイパースペース(2020)デラックス・エディション』ボーナス・トラック
※※『ハイパースペース』日本発売時ボーナス・トラック
トラック16~18: 『Paisley Park Sessions / ペイズリー・パーク・セッションズ』EP


音楽ニュースMUSIC NEWS

<インタビュー>シーア×パリス・ヒルトンが語る、コラボ曲「Fame Won't Love You」と名声よりも大切なもの

洋楽2024年4月27日

 パリス・ヒルトンとシーアほど名声について語れる権威者はほぼいないだろう。両者とも、長年にわたって世界的な知名度を誇ってきた。 シーアはその音楽、ソングライティング、そして唯一無二の歌声で、ヒルトンは2000年代半ばのパーティー・ガールとし … 続きを読む

テイラー最新作がSpotify史上初10億再生、ザ・ウィークエンド米ビルボードHot 100入りが100曲超え、フォートナイトのバーチャル・フェス:今週の洋楽まとめニュース

J-POP2024年4月27日

 今週の洋楽まとめニュースは、テイラー・スウィフトに関する話題から。  テイラー・スウィフトの最新作『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』(TTPD)が、Spotify史上初めて1週間で10億ストリーミングを突破したアルバムとなり、 … 続きを読む

Ado、7月から初の全国アリーナツアーへ

J-POP2024年4月27日

 Adoが、2024年7月から初の全国アリーナツアー【Ado JAPAN TOUR 2024 『モナ・リザの横顔』】を開催する。  初の世界ツアー、そして女性ソロアーティスト初となる国立競技場での単独ライブをソールドアウトさせたAdo。全国 … 続きを読む

lynch. 、『FIERCE-EP』6/26発売決定 ツアーも2024年7月からスタート

J-POP2024年4月26日

 lynch.の新作『FIERCE-EP』が6月26日に発売されることが決定した。  本作は前作『REBORN』以来1年3か月振りのリリースとなる。アーティストビジュアルも本日公開となった。  タイトルにもある“FIERCE”は直訳すると激 … 続きを読む

折坂悠太、ニューアルバム『呪文』6月リリース&全国8都市で【呪文ツアー】

J-POP2024年4月26日

 折坂悠太が、2024年6月26日にニューアルバム『呪文』をリリースする。  2年8か月ぶり、4枚目のアルバムとなる今作は、内省的なコンセプトを持った前作『心理』と比べ、風通しの良いサウンドスケープ、日常を反芻し、今の現在地を見定めるような … 続きを読む

Willfriends

page top