TLC、ドキュメンタリー特番の製作が決定

　史上最高のガールズ・グループの1組であるTLCの2時間におよぶ伝記ドキュメンタリー特番が、2021年に放送されることが決定した。米A&Eネットワークのドキュメンタリー・シリーズ『Biography』の一環として製作される今作では、彗星の如く名声を手に入れたグループの物語が、メンバーのT-ボズとチリ自身の言葉で語られる。
 
　【アカデミー賞】や【エミー賞】を受賞したロジャー・ロス・ウィリアムズと彼の制作会社ワン・ストーリー・アップ、そして【エミー賞】受賞のジェフ・マーツが製作総責任者を務め、マット・ケイが監督を務める。
 
　「長い間、TLCとその音楽的、文化的影響に畏敬の念を抱いてきた者として、彼女たちの音楽、人生、絶え間ない敬意の物語を映像化することに携われて興奮しています」とウィリアムズは声明で述べた。「A&Eと映像作家のマシュー・キーと協力して、この作品に命を吹き込める機会に感謝します。長年のファンや視聴者がこれまで見たことがない、TLCという素晴らしいグループとティオン・“T-ボズ”・ワトキンス、リサ・“レフト・アイ”・ロペス、ロゾンダ・“チリ”・トーマスの側面を作品を通して明らかにできればと思います」と続けた。
 
　「“Biography”では、私たちの文化に大きな影響を与えた卓越した人々の物語を伝えることに常に焦点を当ててきました」とA&Eネットワークのプログラミング責任者であるエレイン・フロンテイン・ブライアントは声明で述べた。「境界線を破り、全世代に影響を与えた革命的なグループとして、TLCは私たちの番組にふさわしいです。これまで語られたことがないような形で、彼女たちの素晴らしい物語を伝えられることを光栄に思います」と続けた。
 
　これまでに【グラミー賞】を4回受賞しているTLCは、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で4曲が首位に輝き、マルチ・プラチナ・ディスク認定されたアルバムが4作品ある。2ndアルバム『クレイジーセクシークール』は女性グループとして初めてアメリカ・レコード協会（RIAA）からダイヤモンド・ディスク（1000万枚）として認定されている。